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浦和学院のノーヒット・ノーランリレーの前に昨夏優勝校の狭山ヶ丘が敗れる

春季埼玉県大会2日目、春の日差しが照りつける中、昨夏優勝の狭山ヶ丘と強豪浦和学院の試合が行われた。
狭山ヶ丘は昨夏の優勝メンバーである宮下と小山がチームの中心となる。一方の浦和学院は宮城、三奈木の2枚看板を擁しており、投手陣の厚さが際立つ。

狭山ヶ丘の先発は背番号12の星野、対する浦和学院はエース宮城がマウンドに上がる。

初回、狭山ヶ丘は1番宮下から始まる好打順であるが、浦和学院の先発宮城が安定した立ち上がりを見せ、三者凡退に抑えられる。

その裏の浦和学院の攻撃で、先頭の1番吉田匠がセンター前ヒットを放つ。ここで、ワイルドピッチと2番八谷の送りバントで初回からいきなり一死三塁のチャンスを作る。3番松嶋が四球を選び、4番吉田瑞がショートに内野安打を放ち一死満塁。続く5番三奈木の三遊間への当たりを、ショートの宮下が2塁でアウトにする間に1点を返す。さらに、7番藤井がレフト前ヒットを放ち、この回浦和学院が2点をとる。

ここから、浦和学院の宮城が圧巻の投球を見せる。2回、狭山ヶ丘の4,5,6番を三者三振に仕留めると、8回まで投げ、0安打、1四球、13奪三振と狭山ヶ丘打線に立ち入る隙を与えない。

狭山ヶ丘の投手陣も2回以降踏ん張りを見せる。2回裏の浦和学院の攻撃から、ピッチャーを齋藤にスイッチ。立ち上がりの攻撃を三者凡退に切ると、4回まで投げ、0点に抑える投球をする。

追加点がほしい浦和学院は、5回一死の場面から2番八谷が守備の乱れで塁に出ると、4番吉田瑞が四球を選び、5番三奈木がライト線へ2点適時二塁打を放ち、点差を4-0へ広げる。

その後、狭山ヶ丘は5回途中から加藤、6回途中から深見へ継投し、浦和学院に追加点を与えさせない。

しかし、狭山ヶ丘打線は浦和学院の宮城、そして9回から登板した三奈木を攻略できず、ヒットを打てないまま試合終了となった。

浦和学院としては、昨夏優勝校をノーヒットに抑え、投手の完成度を見せつける形となった。
対する狭山ヶ丘の投手陣も強豪浦和学院の打線を4点に抑える健闘を見せたが、やはりチャンスや相手のミスを見逃さない浦和学院の方が一枚上手だったように感じる。

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