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親鸞・世親のAI登場 他の祖師でも開発可能

※文化時報2023年9月26日号の掲載記事です。

 京都大学人と社会の未来研究院の熊谷誠慈准教授ら研究グループは12日、人工知能(AI)に親鸞と世親=用語解説=の文献を学ばせた「親鸞ボット」と「世親ボット」を開発したと発表した。人の悩みに対して、それぞれの祖師の言葉を学んだAIが回答する。研究グループは、文献を学ばせれば、他の宗祖や企業経営者らのAIも開発できると説明している。

 熊谷准教授らは、人生の悩みや疑問に答えるAIの開発に取り組んでおり、2021年には『スッタニパータ』などの原始経典を学んだAI「ブッダボット」を初めて開発した。今回は、「親鸞ボット」に『正信念仏偈=用語解説=』、「世親ボット」には『阿毘達磨倶舎論=用語解説=』の第1章をそれぞれ学ばせた。

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