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性加害現場か 寺院調査…天台宗、調査員を派遣

※文化時報2024年5月17日号の掲載記事です。

 尼僧の叡敦(えいちょう)さんが天台宗の僧侶から性暴力や恫喝(どうかつ)を繰り返し受けたと訴えた問題を巡り、天台宗務庁(大津市)は7日、加害現場とされる香川県の天台宗寺院に調査員3人を派遣した。今回の調査を踏まえ、6月上旬に叡敦さんへの再聴取を行う見込み。宗務庁と当該寺院の住職は、調査内容を明らかにしていない。

 叡敦さんは、2009(平成21)年から住職に「坊主に逆らうと地獄に落ちるぞ」などと脅され、寺に住むよう強制されたと主張。精神的に支配されて繰り返し性行為を強要され、意に反した剃髪(ていはつ)などの暴力を受けたとしている。

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