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雲居のすずめ

10年ほど前から詩作を始めました。

今思えば節目であったかもしれません。その頃、病気療養中であり、思うところがあり、あるということにまた、気が付いていなかったとも言えます。

自分は雀である、と思ってきました。非常に群れていない雀。群れに入れない、孤独と自由を考える雀。ごくありふれた存在であり、小さくて目立たない。

その雀が雲を目指す夢を見る。雲居の雀、その霧のような心が彷徨いながらときに果敢に頭をもたげ、ときに思いに沈み込む。

はっきりとしない、不確実な何かを見ようとして清ましてみても、在るのか無いのか、分からないのだから掴みようもない。自分の中にはそんな不定形な思いがたまにあります。

理解するよりイメージを。タペストリーを眺めているような、文字から言葉、そして像の世界へ。そこに至るのが雲居の雀の生涯通しての願いなのです。

文雀



かねてより絵本を出版することが夢でした。サポートして頂いた際には、出版するための費用とさせていただきます。そしていつか必ず絵本としてお返しさせていただきたく、よろしくお願いします。ひとりでも多くのこどもたちの夢見る力を応援したい。それがストーリーテラーとしての役目です。