カフェイン

カフェインは現代社会を生き抜くのに欠かせない要素のように思えるが、摂りすぎは不安症を誘発あるいは悪化させます。カフェインは脅威を処理する脳領域を過剰に刺激します。2011年に行われた心理実験で14人の健康な男性被験者に250ミリグラムのカフェインまたはプラセボのカプセルを投与しました。その後被験者に怒った顔や普通の顔などの表情を見せると、同時に様々な脳領域の血流を調べた結果、通常は肉食獣のような脅威が迫ってきているときに活性化される脳領域がカフェインの影響で活発になる事実が発見されています。さらに厄介なことにカフェインは、不安の調節を司る、脳領域をシャットダウンしていました。 もしあなたが不安を抱えているならば、カフェインの量を減らす事は検討した方が良いでしょう。その際、時間をかけてゆっくりと減らすことが大切です。急にカフェインを断絶すると、それが引き金になって強いパニック発作や不安症が生じることがあります。

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