不安を強くする食べ物

ウェスタン 食
ここでは標準的なアメリカの食べ物のことをウエスタン食とよんでいますが、典型的なウェスタン食と言えばやはりファーストフードです。その主成分は、質の悪い脂肪(飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、植物油などの不健康な高不飽和脂肪酸)と高GI炭水化物、つまり揚げ物、甘味飲料、大量の赤身肉が中心の食事です。この食事法は、体にもメンタルヘルスにも間違いなくネガティブに作用します。

いくつかの研究が高炭水化物食が肥満と不安につながることを示唆しています。高脂肪高炭水化物食が脳にどのような化学変化を起こし、不安を発生させるのかは非常に複雑なため、正確な事はわかっていませんが、おそらく不健康な食べ物が、脳内のいくつかの領域で、セロトニンの減少を引き起こすと考えられています。それが原因で不安に陥りやすくなるのです ただし、実際にはもっと複雑で、遺伝や科学物質など他の要素も関連しているに違いありません

体重の増加、あるいは肥満の主な原因になると言う事実も、ウェスタン食を避けるべき理由の1つです。ある研究によると、肥満の人は気分障害や不安症になる可能性が25%も高まると言われています。また不安から来る慢性のストレスにより、内臓脂肪、2型糖尿病、その他の代謝性障害も増えます。 肥満になれば、腸内の細菌にも変化が生じ、それが不安につながります

あなたが不安症に苦しんでいるなら、減量するために、脂肪や炭水化物を減らすのは間違ったことではありません。しかしやりすぎないように注意することも大切なのです。1日に800カロリー未満と言う減量をしている人なのに、不安を訴える人もいるのです。 例えばパニック障害や全般性不安障害を抱える人は食べるのを忘れて血糖値が激減すると、重い不安症状に陥ることもあります。
なので健康を保つためには地中海食に従うと言うのが1つの方法です。もちろん和食でも構いません。大切なのは質の良い単価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸を十分に摂取すること。低GIの炭水化物を食べていること。何より重要なのは食べる量を控えて摂取しカロリーを適度に保つこと。質の悪い脂肪と GI炭水化物の量を厳格に制限することなどです


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