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食事誘発生熱産生で冷えないカラダ作り!管理栄養士がポイントを解説

こんにちは、BuddyNuts管理栄養士の広瀬です。
寒い日が続き、気づくとついつい背中が丸まってしまいます。
20代~40代女性の約8割が冷え性だと感じているというデータもありますから*、今日は当事者の一人として、『冷えないカラダ作り』についてお伝えします!

私たちの体温は1日の中でも変動しており、早朝が一番低くなります。そこで、起きてから体温を上げる鍵となるのが、朝食です。

私たちは、朝食に限らず、食事をとると身体が温かくなります。

これを「食事誘発性熱産生(DIT)」と言います。食べたものを代謝する過程で、その一部のエネルギーが体熱として消費されることによるものです。
そして、DITは、同じ食事内容でも朝食が、他の食事よりも高くなることがわかっています**。

さらには、DITはたんぱく質>糖質>脂質の順で高くなること、筋肉がある方が高くなること、よく噛む食事で高くなることなども言われています***。

しばしば「身体を温める/冷やす食材」が紹介されますが、実は科学的にはあまり根拠がありません。
そのため、好きな食材を、なるべく温かい方法で食べるのがおすすめです。

たとえば、タンパク質を取り入れられるよう、卵や肉・豆腐を入れた温かいスープに、よく噛むナッツを添えてみてはいかがでしょう。

カーテンを開けて朝の光を浴び、カラダに「朝だよ、体温あげよう!」と教えてあげましょう。
朝食準備で立っていることそのものも、身体活動として、身体を温める役割がありますよ。
寒いからこそ、「食べる」「動く」という行動の基本に立ち返り、カラダを温めていきましょう!

参考文献
* リンナイ株式会社.熱と暮らし通信 2017
**関野ら.日本栄養・食糧学会誌第 63巻 第 3号 101-106(2010)
***厚生労働省.e-ヘルスネット「食事誘発性熱産生/DIT」


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