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平沢進+会人 HYBRID PHONON 2566(配信ライブ)

平沢進+会人の公演、HYBRID PHONON 2566@東京国際フォーラムを配信で観ました!当日、観覧チケットもないのに会場まで足を運んだ私です。なぜかというとその近辺で観たいものや買いたいものがあり、また、昨年のガーデンシアターでの公演ではあちこち平沢進(以下、師匠と呼びます)のポスターが貼ってあったことを思い出し、今回も貼ってあればついでにその写真を撮ってこよ~♪と思ったのですね。

しかーし、東京国際フォーラムはそもそもライブ以外で使われることも多いのか、公演を知らせる貼り紙は白地に黒で印刷された味気のないものでした。遊び心がないというかセンスがないというかなんというか…。でもそういえばこの国際フォーラムでやってる田島貴男さんの弾き語りツアーも毎度こんな感じの貼り紙だったなあ~、と思い出した私でありました。

収穫はこれだけ

私は師匠がフジロック2019に出たことでちゃんと認識したクチなので師匠の長い活動期間を思えば知らないことの方が多いです。しかし私はもはやひとつずつアルバムをチェックするのは諦めました。最近U2もちゃんと聴くようになったんだけど、活動期間の長いミュージシャンをさかのぼって全曲チェックするのはなかなかに難しい。なのでベスト盤や最新アルバムを聴いたあとは最近のライブの模様を観てそこで曲を覚える、という感じにしています。

ということで今回も初めましての曲がたくさんありました。詳しい公演内容やセットリストについては古参の馬骨さんにお任せして、まだよくわかってないファンが知らないなりに観て感じたことを書きとめておこうと思います。ちなみに今回の公演のタイトルのHYBRID PHONON。なにがハイブリッドなんだろ?と思ったのですが、つまりP-MODELと核P-MODELとソロの曲をいろいろ混成したセットリストだからっぽいです。

さて、まずは5曲目にやった「ロケット」!この曲はベスト盤に入ってるので知ってました。が、今回ライブで聴いたのがめちゃくちゃ良かった!師匠はちょっと変わったホールの無いギターを演奏してましたが、この曲のアレンジがちょっと民族音楽っぽく、コンドルは飛んでいく的な(ペルーっぽい?)感じでとても好みでした。会人の二人もめちゃくちゃノッて演奏してて楽しかったです。

そしてわたし的にここハイライト!と思ったのが8曲目からの3曲「1778-1985」「Zombi」「LANDING」!「1778-1985」はとにかくカッコ良かった!DARLING!て叫ぶとことか。「Zombi」はリズムが良かったです。歌の持つ雰囲気も良かった!

そしてなんと言っても「LANDING」!私はこの東京公演の前にやっていた大阪公演の感想とかネタバレ的なのは見ないようにしてたので、この曲での師匠の早変わりならぬ早ポーズ変えを見てビックリ!(笑)一段高いところに上った師匠を会人の二人が両袖からスポットライトをあてた後に消し、次にスポットライトをあてた時に師匠が立ち位置やポーズを変えて登場する、という出し物。

それが椅子を使ってたりして私なんかはマドンナを思い出したりもしたわけですが、最終的に師匠が床に寝転がる涅槃的なポーズもあって爆笑しました。馬骨さんたち、その悩殺ポーズに気絶しなかっただろうか、などど余計な心配をしたり(笑)いやー、師匠、エンターテイナーだなあ!と思いました。どうやればファンが喜ぶかをよくわかっているというか。

その次にやった「賢者のプロペラ」は聴くと頭痛が治ると評判の曲。ここではミサ感がすごかったです。聖夜感があるというか。知らない人が観たら手をかざしながら歌う師匠は教祖みたいに見えるかと。でもなんというか師匠はその辺の坊主や神主よりもよっぽど潔斎していると思われる人なので実質その印象は間違いではないように思います。

そして自分的にはやっぱり「LOTUS」が聴けて嬉しかった!「偉大なる頭脳」の師匠のギターソロもカッコ良かったし、本編最後の「Another Day」もラストにふさわしい感じの曲で良かったです。その後に「ありがとう」とひとこと言っていったん退場する師匠と会人(ちなみに会人って変換するの面倒なので単語登録がしてある私です)。

その後アンコールを受けてまずは一人ステージに出てきた師匠。そこで「今回はギターアルバムが出来たあとの合間で投げやりのようにHYBRID PHONONにしてしまいました。訳あってボツにしたレア曲がありますので、また機会があったら…」と言いかけたところで観客たちから「えーっ!」て感じのブーイングが(笑)それを受けてすかさず「やかましい!」と言う師匠。そしてそれを聞いて盛り上がる会場でした。

さらに会人たちを一人ずつ呼び寄せ紹介し、「次の曲にて最後になります、曲はパレードです」とひとこと。その最後になります、辺りでまた「えーっ!」と反応する観客に「えー、じゃない!」と言う師匠。そしてそれでまた喜ぶ会場(笑)師匠の一挙一動に反応する馬骨さんのリアクションは見ていて本当に楽しい。そして「パレード」を演奏した後にまたひとこと「ありがとう」と言って去っていった師匠でありました。

ということでいろいろ忙しくて遅くなってしまいましたが、平沢進配信ライブについての感想レポートでした。この後に開催されると思われるBSP(ステージの裏話を聞かせてくれる無料配信番組)や近いうちに発売されるであろうギターアルバムも楽しみです!


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