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「助けて」を言える人が強い

最近友達が転職活動を始めた。
家庭の事情で早急に転職活動を始めなければならなくなって、フルタイムの仕事を希望している。
高校を卒業後すぐに結婚したので、アルバイトかパートでしか働いたことがない。
「どうやって就職活動をしよう…」「履歴書ってどう書くんだっけ?」「正社員の仕事が見つかるかな…」と不安そう。
こういうときこそ「サポステだ!!」と思った私は、おせっかい覚悟で友達に提案してみた。
「サポステって知ってる?」と聞いたら案の定「知らない」と言われた。
働くことに悩みを抱えている人に 無料で就労支援を行っている施設だよーと簡単な説明をして、自分も通って相談していることを話したら興味を持ってくれた。
ハローワークに行くよりは敷居が高くないし、いきなり就活を始めるよりは心の準備をしながら探せるので良いのではないかと思った。
とくに適性検査に興味を持ってくれて、自分の適性を知りたいと私の話に前のめり気味。
そのときは「考えてみる」と解散になったが、友達は後日すぐにサポステに連絡をして面談の予約を取ったそうだ。

初回の面談も行ったそうで、緊張したけど相談員さんがすごく寄り添ってくれて、友達の事情が複雑なので他の部署とも連携を取ってくれるなど今後の協力も約束してくれたそう。
相談して良かった!!と喜んでいた。
サポステの人に「一緒に頑張りましょう」と言われたのが心強くて嬉しかったそうだ。

友達と近況報告がてらそんな話をしていて、やっぱり自分がしんどい状況になったとき誰かに「相談する」って大事だよねという話になった。
ひとりで抱え込みすぎてにっちもさっちもいかなくなるよりも誰かに「助けて」と言うことがどれだけ大事か。
どこかの相談機関でも、友達でも、親でも、誰でも良いから話してみる。
「助けて」と言われると、自分の出来る範囲で助けたいとは思う。
誰かに自分の事情を話すことは、自分の恥をさらけ出すようで抵抗があるが、思いがけない案を貰えたりする。
結果的に良い方向に進む可能性は高まる。
若い頃は私も自分で解決しなきゃ!自分ひとりで頑張らなきゃ!と思い込んでいたが、今の時代は仕事でも人生でも「助けて」と素直に言える人が強い。
ひとりで抱え込んで爆発するよりは絶対に良い。

相談しても自分で動かないと良い結果には繋がらない。
スーパーマンみたいに急に飛んできて、困っている人を誰でも救ってくれる訳ではない。
そこを勘違いすると「何もしてくれない!!相談の意味がない!!」と思ってしまうが、実際に決めて行動するのは自分。
その行動の手助けをしてくれるのがサポステなどの相談機関。
前は私もこの辺りを勘違いしてた。
サポステなどの相談窓口は具体的な案を提示してくれる訳ではないが、自分の考えを話しながら整理して次の行動を考える壁打ち相手としては最適だと思う。

友達も私もお互いに良い方向に進みますように。

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