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新潟在住10年目のベガサポが書くプレビュー【J2第40節 アルビレックス新潟vsベガルタ仙台】

はじめまして。
ぶるーのと申します。

「ぶるーのにプレビュー書いてほしい」
との声に乗せられてわざわざnoteまで開設し、
深夜に文を嗜めている酔っ払いです。

なぜ、そんな声が上がってきたのかと申しますと、
僕が今季の両チームの試合をほとんど観ているからかな、と。
見た数とプレビューの精度が比例するかは分かりませんが、
最後までお付き合いいただけますと幸いです。

さて。ある程度、客観的かつ公平に書いていきたいとは思いますが、
僕はベガルタサポーターです。
実家になぜかマルコスが来たことがあります。
シュミットダニエルとは同じ子供会でした。

ただ10年新潟で生活していて、周りはアルビサポが多く、
僕自身も”とこアル”でバイトの経験があったりと、
普通にアルビサポと言われているような人間であります。
プッチ(現FC東京監督)時代からはほぼ毎試合見てますし、
可能な限り現地に足を運んでおります。

仲間のバンドがアルビの曲を書いたのでMVの制作に携わらせていただいたりしました。

まあ、僕の自己紹介はこのくらいにして試合の展望に入りましょう。



言うまでも無く先制点

ぶるーの予想スタメン

両チームのスタメンから触れていくと、
この大一番でサプライズは考えにくいです。
上記のスタメンから変更は何点かあるでしょうが、
驚きはないでしょう。
個人的にはデサバトが見たいですが。

先制点を上げると滅法強い両チームですが、
監督交代後、試合終盤トーンダウンしてしまう印象の仙台は、
0-0で試合を進めつつ、守備強度を下げない為のカードになるのではないかと思います。
逆に、引き分けでも昇格決定のホーム新潟は、
ここ数試合粘り強さも身に付けつつあるので、
リスク管理しつつ90分で勝負を考えるいつもの戦い方で問題無さそうです。
「昇格」の2文字と大観衆が重圧にならなければよいのですが。

  • 新潟7:仙台3の保持率

仙台もボールを握りたいチームではありますが、
正直、成熟度が雲泥で、マイボールは勿論丁寧に扱いたいですが、
ある程度割り切って戦わざるを得ない相手ですね。
スペイン代表対日本代表、的な。

ただ、ここ数試合孤立気味の中山への距離感が遠くなってしまう為、
佐藤を中心に頑張ってディフェンスラインは下げすぎないようにしたいところ。

仙台の理想は可能であれば、
3-4-3の守備陣形から高い位置で奪ってショートカウンターになるでしょう。
ダイレクトプレーでゴールに向かい、
セットプレーも絡めて得点を狙いたいところ。

逆に言うとそれしかない。今は。
僕は伊藤監督の来年に期待する。


システムのギャップでサイドの数的優位を生かしたい!
など理想はありますが、新潟の支配率を下支えする即時奪回のプレッシングを掻い潜れるだけのビルド能力がシーズン最終盤にも関わらずありません。
こまりましたね。

しかし、守備面での改善は試合を重ねるごとに少しづつ見られるようになっており、
ゴール前で人を捉まえることと、リトリートした状態からのカバーシャドウは上手くなっています。
それでも数々の守備網をこじ開けてきた新潟の多彩な攻撃の前には不十分と言わざるを得ませんが、
結局は球際と最終局面でどれだけ身体を張れるか。
選手が頑張れるよう精一杯応援するのみですね。

  • 中島には報われてほしい

古巣対戦となる中島のスタメンも十二分にあると思います。
代わるなら松下が良いように思います。
新潟は選手の距離感が良く、切り替えも非常に早い為、
背負ってのプレーなど多少無理が利く中島の起用も推したいです。
が、攻守に計算が立つので疲労の溜まった松下と交代でよいかな、と。
ただ、中島の悔しそうな顔は胸が痛くなるのでもう見たくない。。

  • 仙台のライン間を取りたい新潟

開始15分頃までは多少混沌があるでしょうが、
試合が落ち着くと仙台が5-4-1で構える展開になると思います。
要因として、伊藤監督になってからダブルボランチは縦にスライドすることに対して少し消極的になっている印象で、中山がCBへプレッシングに出たスペースとマークがよく空いています。
新潟でいうと恐らく秋山か、下がって受けに来る伊藤、三戸ちゃんあたり。
ここへのプレッシャーが遅れると簡単に前を向いてスピードアップしてきますので、どうしても下がらざるを得ません。
仙台の3ラインがどれだけコンパクトさを維持できるかは課題であり、注目ポイントです。

新潟の絶対的な総合力と3ヶ年のフィロソフィー

今季のアルビレックス新潟はコロナの影響はシーズン前に受けたものの、
リーグ戦期間中は他のクラブほどは影響を受けていなかったように思います。
しかし、主力選手の故障が常についてまわり、至恩の海外移籍などもあってなかなか難しいシーズンでもあったのですが、
控え選手の台頭でサッカーの内容は質を維持したまま勝ち点を積み上げてきました。
それゆえ「ここを抑えれば大丈夫」という選手がいないのです。

これはプッチが来てからアルビがひたむきに取り組んできた賜物で、財産です。

  • 強いて挙げるとするならば…

仙台としては伊藤をゲームに入らせない。気持ち良くプレーさせないようにできれば、もしかすると決定機を減らすことができるのではないかと。
悲願の昇格がかかった大一番で、上手くプレーできないから囮役に徹する、ということができるようには思えないのです。
それくらい今の新潟において彼の存在感と影響力は圧倒的です。

  • 最後に…

僕の好きな2クラブがこんなに明暗が分かれた状態で対戦することになるとは、
3ヶ月前までは考えられませんでした。
優勝を占うカードになるのではないかと内心期待し、
「この日はお休みを頂戴します!!」
と早くから上司に報告し、楽しみにしてきました。

アルビにはいつも通りのサッカーをしてほしい。
ベガルタには負けてもいいので、応援したくなるような気持ちの籠ったプレーを精一杯してほしい。

初体験。満員のビッグスワン。
楽しんでいきましょう。

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