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生きづらさゆえに傷つく本

読書によってかなり救われてきました。
読書は生きづらさを和らげてくれるし、生きづらさを忘れさせてくれます。
誰かの言葉で、なんとかここまでやりくりしてこれたようなものです。
読書、本が大好きです。

バイブルは個々人であると思いますので、生きづらさゆえにこれを読んで傷ついたというジャンルについて書きたいと思います。(誰得) 

❶心理啓発系
❷ほのぼの系
❸特定のミステリ・サスペンス
❹キラキラカリスマ系

❶自己肯定感が上がる、不安が消える、性格が変わる系の心理啓発もの
全く効果が無いので傷付きます。昔は少しでも楽になりたくて、この系統を読み漁っていました。
大体が、自分を無条件に肯定しようという有り得ない無茶振りから始まります。そして自分の良いところの棚卸しや、周りへの感謝、良かったこと日記といった、生きづらい人間にとっては地獄のようなワークが続きます。
強迫化、自責、自己嫌悪の悪循環に陥り、これらを読んでいるせいでどんどん悪くなっていることに気づくまで時間がかかりました。
もうこれらは自分とは違う世界の人が読むものだと考えています。


❷ほのぼの日常系、ほのぼの家族系
ほのぼのした日常が無かったコンプレックスを刺激されて傷付きます。特に家族系ほのぼのは避けてしまいます。
アニメ、漫画、絵本など視覚イメージがあれば、ほのぼの系でも家族系でも没入できて楽しめるのですが、どうも書き言葉だと、自分の脳内記憶が刺激されるために精神がやられるようです。
生きづらい人は、疲れている時は書き言葉を避け、視覚コンテンツを観たほうがいいかもしれません。

❸犯人が「悲惨な子供時代」オチもの
作品というより登場人物ですが、ミステリ作品、サスペンス作品で、犯人が「幼い頃の家庭環境が悲惨だった」オチだと傷付きます。また機能不全家庭育ちが属性扱いされている…ドラマ扱いされている…とモヤモヤします。
悲惨な子供時代以外で、悪役のストーリーを考えてくれないものかと思ってしまいますが、なんだかんだ言って悲惨な子供時代の悪役に一番感情移入できるので仕方ないな、とも思います。

❹キラキラカリスマ系
いわゆるカリスマによるカリスマのための本です。起業家や有名クリエイターの仕事術や思考法、モデルの食事や美容の生活習慣などなど。言わずもがな、キラキラに程遠い自分を見せつけられるマイナス比較で傷付きます。生きづらい人はキラキラしたものに吸い寄せられてしまうと思いますが、私も一時期読んでは傷付いていました。
これは言ってみれば難関校の赤本みたいなもので、もともと難関校の合格圏にいる人が買うものです。そうでない人が手をつけると逆に混乱して学力が下がると思います。自分に合った過去問をやろう。


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