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生きづらい人への外国語学習のすすめ

●生きづらい人が襲われるマイナス思考ループ

生きづらい人はとにかく考え過ぎるという悩みがあると思います。この止められない負の思考ループは生きづらさの根幹にあるのではないでしょうか。

日常の中のささいなことが引き金になって、不安や恐怖や自己否定が、脳内に吹き荒れる。もうこれは発作というか癖というか、性質のようなものなので、取り払えるものではありません。感情の波も伴うので、かなり疲弊します。何を考えてもだめ。とにかくマイナス感情に飲まれ、思考も呑まれる。

こういうとき、リラックスして自分を休めて、何も考えないようにする、などという手法は、生きづらい人を追い詰めるだけです。
過緊張がデフォルトで生きている人間にはリラックスなるものが実感として分からないのです。というかリラックスして思考を止めて自分を癒せるなら、苦労はしていないわけです。

●考え過ぎるのをやめられないなら、強制的に違うことを考えよう

この不毛なマイナス思考ループから抜け出すため私が自分なりに考えた方法、それは外国語学習です。

負のループにはまっていると思ったら外国語のテキストを開きます。そして読みます。

何も考えず、機械的に日本語以外の言葉、外国語を目と脳に流し込みます。

外国語に意識を向けると脳と感情が一瞬混乱し「??」となり、ループ状態から少し落ち着くことができます。完全に抜け出すことはできませんが、ショック療法的に最低状態からは抜け出せます。馬鹿みたいですが、本当です。

マイナス思考ループを形作る言葉=日本語を、とりあえず脳から追い出すわけです。

柄谷行人も考え過ぎるのをやめるため、意図的にアメリカへ渡っていた時期があった、というのを読み、これは合ってる!と確信を得ました。外国語は「考え過ぎる脳を強制的に休める有効な方法」なのです。

外国語学習おすすめです。
仕事のためでも、資格のためでも、話すためでも、旅行のためでも、世界を広げるためでもなんでもなく、ただ言葉によって自分を少しでも楽にするために、外国語学習をしてみてください。

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