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クルマを1台減らす方法を考えよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその1

親ガチャと言う言葉が定着してずいぶん経ちます。個人的には親ガチャと言う意味では当たった側なんだろうなと思うのでむず痒い部分はありますが、若い人が「おれは親ガチャ外れだから」と色々諦めるのはもったいないなと思います。若い人に限らず「自分の人生を良くする一歩」に繋がる情報発信をしてみたいと思います。

情報発信と言っても知識のない分野の事は無理ですので私が得意な事を考えると、上のサイトを4年くらい運営しているので交通、特に公共交通に関して人よりは詳しいと思いますし、また株式投資に興味があり、15年以上株を保有し、また最近FP3級の試験を受験し合格ラインをクリアしていますし、安月給ながら一応平均以上に資産を形成出来ているのでお金に関しても詳しい部類の人間だと思います。という事で交通とお金の知識を動員して無理せず今より少し豊かになる為の情報発信をこのマガジンで行おうと思います


クルマを持たないという豊かになる手段

固定費を減らす。二つ目は車です。車は「所有しない」がベストです。
 私は大学時代に自分のライフプランを作った結果、お金を貯めるために車を持たないという決断をしました。なぜなら、車の生涯コストは、仮に20歳から70歳まで乗ったとしたら、約4000万円かかると言われているからです。

くらま著「すごい貯蓄」P65より

上は節約系YouTuberとして最近注目されているくらま氏の著作からの引用です。くらま氏に限らずですが、節約に関する著作やWeb記事などを読むと真っ先に出て来るのは家の話とクルマの話、クルマの保有費用を抑える事は、家にかかる費用を抑える事と並ぶ、家計改善の最優先項目と言えます。その効果はくらま氏の言葉を借りれば生涯4000万円、年間に直すと80万円、Web記事などを見ても概ね年50~100万円と言った所になります。

年間50~100万円、月で言えば4~8万円浮くのは大きいです。例えば美味しいものを食べに行ったり、家族で海外旅行等も出来ると思います。また長期的に見れば子供が都会の大学に奨学金を借りずに進学と言う選択肢を作る事も可能では無いでしょうか?

クルマ代を節約したら美味しいものを食べに行こう

過疎地では難しいが地方都市ではどうだろうか

https://togetter.com/li/2265157  より

しかし地方在住で「東京や大阪はともかく地方ではクルマは必需品だから無理」と感じる方も多いのではないでしょうか?

2023年に開業し、多くの通勤・通学で多くの利用者を集める宇都宮のLRT

 確かに過疎地域で、バスもろくに無く、生活に必要な施設も近所で揃わないような地域だったらその通りと思いますが、昨年LRTが開業し話題になった宇都宮市の様な地方でも比較的大きな都市だったらどうでしょうか
 私自身、群馬県前橋市及び高崎市で10年弱クルマなしで生活をしていた時期があります。その経験から考えると前橋市や高崎市の様な地方でも比較的大きな都市であれば工夫さえすればクルマを1台減らして豊かな生活や人生の選択肢を増やすことは可能ではないかと思います。

表:3大都市圏+札仙広福以外の地方県の人口及び人口10万人以上都市人口の割合(2020年国勢調査より)

高崎や前橋の様なケースを例外と考える方もいるかもしれません。しかし地方で比較的大きな都市の人口は決して小さなものではないです。上の表は2020年の国勢調査の結果から3大都市圏及び札幌・仙台・広島・福岡のある地域を除いた地方の県の人口10万人以上の都市に住む人口の比率を出したものですが、大都市でない地域でも過半数が人口10万人以上の都市に住んでいることが分かります。

地方でも大きな10万都市では路面電車も活躍@富山県高岡市万葉線

ここではそんな地方都市で保有するクルマの台数を減らして豊かに生活する方法を考えていこうと思います。

カーシェアでクルマが減らせない現状から見える事

単身者だとこれらさまざまな選択を取れますが、家族がいれば車が必要になる場合も多いでしょう。どうしても車が必要な場合は、カーシェアリングなどを考えるのもありだと思います。

くらま著「すごい貯蓄」P69より

さてクルマを減らすための代替手段と言うと真っ先に出て来るのが上の様なカーシェアリングです。しかしカーシェアリングを利用してクルマを手放した人と言うのを聞いたことがあるでしょうか?私は聞いたことがありませんし、皆様もそうだと思います。

表:一般的な提示出社退社時のスケジュール

さて何故カーシェアでクルマを手放す人がなかなか出てこないのでしょうか?上の表は一般的な会社員の定時出社、定時退社した際のタイムスケジュールです。通勤時間は片道10㎞、30分としています。こうして見ると通勤にクルマを使う時間そのものは1時間と短いものの、結局8:30~18:30と日中の大半の時間結果的に車を確保しておく必要があります。平日は朝8:30までの時間と18:30以降のみしか空いていないとすると他者とクルマをシェアするというのが現実的ではない事が分かります。

実際この条件で企業のカーシェアを利用するとどうなるのか見ていきます。上はカーシェアリング大手のタイムズカーのものですが多分週単位で考えると以下が最安値になるのではと考えます。
週:14300円(72時間まで)+8800円(36時間まで)+20(円/㎞)x20(㎞)x5=25100円
月:25100円x4(週)=100400円
それでも平日の通勤だけで10万円強かかり、むしろ車を保有した方が安上がりになります。

通勤手段をクルマ以外に切り替えよう

それは逆に言えば通勤さえ何とかしてしまえば、残りの時間は平日の夜と休日のみとなり、そこに絞れるのであれば、クルマが複数台ある家庭であれば、1台減らしても残りのクルマをシェアする事で、単身世帯でも必要があればカーシェアでもレンタカーでもタクシーでもぜいたくに使って移動の足を確保するという手段をとっても十分にペイするという事も意味するのではないでしょうか?
言うなれば地方都市生活でクルマを1台減らす方法とは通勤手段をクルマ以外に切り替える事なのです。
具体的な手段は稿を改めて見ていきます。

2024/5/15追記

ちょうど昨日の記事で、カーシェアで暮らす方が圧倒的に家計に優しい、ということを書いたところでした。

だって、2泊3日の借りっ放し、をちょいちょいやったとしても年間のカーシェア代は合計で17万5千円。

「地方都市でもまちなか居住ならクルマ持たずに暮らせる」ということを発信したい|今佐和子 (note.com)より

実際子育て中で電車通勤、クルマなしの生活をしている子育て中のファミリーの方の年間のカーシェア代は合計で17万5千円と言う記事もありました。通勤さえ何とかすれば多分独身でクルマレス生活をする方だったらこれよりも少なくて済むと思いますし、ファミリーで1台と言う方は車自体がないわけではないので、更に小さいと思われます。


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