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WEリーグ開幕直前・この選手がスゴイ

カップ戦が終わって数週間、間もなくリーグ戦が開幕。現地観戦ではイベントやスタグルといった楽しみもあるけど、やはりメインは試合であり選手。
今シーズンはカップ戦は決勝含めて3試合現地観戦した中と昨季現地で観戦した試合も含めて、この選手面白いなぁといった感じで目に付いた選手を挙げてみる。ただし代表選手以外からセレクト。(前回ゆるく紹介した注目選手以外で。世代別や元代表はアリ)
題してWEリーグこの選手が個人的にはスゴイんじゃないかな。
ただほめてるだけかも。目の肥えた方からは「何を今さら」と言われそうだ・・・


浦和レッズレディース 遠藤優選手

2023年12月3日ナクスタにて。この後PKゲット

最初のシーズンではサブのFWという役割だったが、2シーズン目に右SBにコンバートされてからはスタメンに定着。攻撃的な浦女を象徴するような選手といっても過言ではない。とはいっても浦女はそんな選手ばかりではなかろうか。
見ていて圧巻だったのは2022年12月3日のリーグ第5節アウェイ大宮戦。先制点から始まりPKも獲得という攻撃面だけでなく守備でも相手を抑えて勝利に貢献。
他にも塩越選手のボランチなど浦女のコンバート、おそるべし・・・
ピッチの外ではおしゃれ番長というイメージ。

浦和レッズレディース 伊藤美紀選手

2023年6月4日フクアリにて

INAC神戸の頭脳と勝手に呼んでいたイトキンさんこと伊藤選手。派手さはないけど絶妙なポジショニングや先読みするプレーでチームを支える。
まさかの浦女移籍で攻撃重視のチームにとってまさに鬼に金棒、神戸にとっては大打撃となった。
浦女のチームメイトからは「心を読まれてる」と言われるくらいの相手の動きを読むプレーは実はテレパシーとか数秒後が見えるスタンド能力じゃないかとにらんでる。もし目の前にイトキンさんがいたら心を無にすることにする。

大宮アルディージャVENTUS 大島暖菜選手

2023年10月1日ナクスタにて

大宮期待のルーキー。とにかく速い。やたらと速い。
今のところ途中交代出場がメイン。疲れが顕著になる終盤で出てくると相手としては相当嫌な選手だろう。後半途中までは仲田選手が引っ張り、交代でタイプの違う大島選手のスピードで攻略するというパターンも見もの。両サイドのポケットなどのスペースにイーブンボールを放り込めば大体マイボールにしてくれる。
2023年10月1日のWEリーグカップ最終節では持ち味のスピードで長野L守備陣をかき回し「ガンガンいこうぜ」といわんばかりの攻撃は痛快だった。決勝進出を逃したものの、大島選手のプレーは大宮Vの躍進を予感させる。

マイナビ仙台レディース 高平美憂選手

2023年5月3日ユアスタにて

CBもSBもこなすマルチな選手。個人的にはSBのほうが適正は高いと思うが、どちらも平均以上の力はあるので戦術の幅が広がる。
2023年5月3日のリーグ第16節長野L戦ではCBからスタートしたものの膠着した状態で前半終了。打開策として後半に高平選手をSBにスライドし攻撃参加でボールが前線に回り攻撃が活性化。結果として1-0で勝利。

試合中はポニーテールが目印。昨シーズン同僚のスラジャナ・ブラトヴィッチ選手(個人的通称スラリン)もポニーテールで後姿が似てる為、いかにして違いを見出すかというのが個人的な楽しみだった。
ちなみに実はハーフなんですとのこと。

2023年1月9日西が丘にて。二人とも後ろ向いたら分からん

ノジマステラ神奈川相模原 笹井一愛選手

2023年1月7日相模原ギオンスタジアムにて

赤いヘアバンドがトレードマーク。相模原のアカデミー出身の期待の大型FW。世代別でも代表に選出され、SUD Ladies Cup 2023でも活躍。
バイタルエリアでボールを持ったら何かやってくれる雰囲気があり、センスも感じる。
難聴で試合中は補聴器を外しているとのことだが、そんなことは少しも感じさせないプレーは見る価値がある。チームメイトとのコミュニケーションはやはりアイコンタクトがメインなのだろうか。

番外編・アルビレックス新潟レディース 川澄奈穂美選手

2023年10月14日 等々力陸上競技場にて。WEリーグカップ決勝で奮闘

言わずと知れたワールドカップ優勝メンバーにして国民栄誉賞受賞者。改めて注目するまでもなく既に注目されつくしてる選手。幼馴染・上尾野辺選手の呼びかけで新潟入りにはいい意味でビックリ。
昨年10位と低迷した新潟LをWEリーグカップ決勝まで引き上げたのは川澄選手の影響も少なからずあるはず。チーム最年長でありながら今シーズンのWEリーグカップの決勝でも120分フル出場のスタミナ、気の利いた動き、トークの上手さとエンターティナーを感じる選手。
解説やツイートも面白く、客を呼べる選手だろう。

INAC神戸レオネッサ 竹重杏歌理選手

2023年6月4日フクアリにて

INAC神戸の若きCB。神戸の堅い守備の一角を担い2シーズン連続リーグ最小失点に貢献。
上背があり空中戦も強い。SB守屋選手との連携も良いので攻撃の後押しにも一役買っている。三宅選手や土光選手といったトップクラスの選手と組んでも遜色なく、1年目から堂々としたプレーを見てベテラン選手かと思ったくらい。
U-22女子ワールドカップの代表に選ばれるも、コンディション不良で残念ながら辞退。石川選手と組むところを見てみたかった・・・
そうはいっても、まだまだ代表入りに期待。
(2023/11/10追記)

試合の中で注目選手が見つかる楽しみ

今回はこの辺で打ち止め。他にもいい選手はいるけど、如何せん書ききる体力がない。(※竹重選手を追記)
代表選手以外のすごいと思う選手は12クラブでたくさん所属してる。観戦するきっかけは代表選手から入るのもいいし、その試合を見ている中で新たに発見する選手も出てくるはず。
ネットの中継でもすごさは分かると思うけど、やはり現地で見るとまた違う面が見えてくる。やはりスタジアムで見るのがオススメ。
3年目のWEリーグは12クラブで競う新しいシーズン。ちょっと興味があれば、ぜひとも現地に足を運んで楽しんでほしいなと思う。


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