大人になるとなぜ勉強しなくなるのか?やる気を出すために必要なこと

大人になると本を読まなかったり、勉強をしなくなる人は多いです。

「勉強しない大人がやる気を出すために必要なこと」
わたしは
その人が大人であれ、子供であれ勉強をする【その先にどうなりたいか=得られる未来】を自分自身で考えて、前向きに進む気持ちを持つこと
だと思っています。

とはいえ、現実はめんどくさいし、継続するのはしんどい。
結果が出ず辞めるなんてこともあるでしょう。

この記事では、勉強に関する意識調査や勉強するためのやる気対策などがあるかを調べ、考察しています。
記事を読むことで、勉強に対してやる気が少しでもアップすればと思い書きました。


勉強に関する意識調査

大人は勉強しているのでしょうか。
ちょっとした雑談や普段の会話で、勉強の話しになることはあまりなく
実際の状況を把握する機会はあまりないです。

以下は、総務省の令和3年社会生活基本調査による
「学習・自己啓発・訓練」の行動者率のデータです。

学習、自己啓発や訓練を行っている割合を示していますが、この図のデータを見ると、2021年度では25-29歳で49.5%。30-34歳で48.0%、40-44歳で41%となっています。

2021年度はコロナの影響もあり、2016年度の数値よりも増加傾向に見てとれます。40代でも40%を推移する割合です。
50~60代も30%を超えていて、行動している割合が決して多いとはいえませんが、一定数は確認できる結果となっています。

大人になっても勉強する背景として考えられることは、転職、資格取得やビジネス成功、スキルアップなどの自己成長といった目標達成のためではないかと分析できます。


「昭和」「平成」の教育方針

■教育方針の定義

教育方針とはいったい何なのでしょうか?
調べてみました。

教育方針は、「教科や学習に関する教育」と、「人間性や能力に関する教育」に大きく分けられる。そのほかに体力、健康や安全に関する教育もあるが、学校が行うべき常識になっているのか、学校案内にも載っていないことも多い。教科や学習に関する教育には、受験生・保護者が最も興味を持っている大学受験に対する受験指導も含まれる。

森上展安 教育方針とは何か[中学受験]


■学習指導要領

全国のどこの地域に住んでいても、一定水準を満たした教育を受けられるよう「学習指導要領」が制定されました。

これは各学校で教育課程を編成する際の基準を設けたものです。
小学校、中学校、高等学校等で、「教科」ごとには目標を定め、教育を進めていきます。
他には、「道徳教育」や「外国語活動」「総則」なども含まれます。

戦後すぐに作られてから、ほぼ10年ごとに改訂されてきました。
それぞれで主なねらいと特徴があり、以下のとおりです。

○ 昭和33~35年改訂 教育課程の基準としての性格の明確化(道徳の 時間の新設、系統的な学習を重視、基礎学力の充実、科学技術教育の向上等)

○ 昭和43~45年改訂 教育内容の一層の向上(「教育内容の現代化」)(時代の進展に対応した教育内容の導入(算数における集合の導入等))

○ 昭和52~53年改訂 ゆとりのある充実した学校生活の実現 =学習負担の適正化(各教科等の目標・内容を中核的事項にしぼる)

○ 平成元年改訂 社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成(生活科の新設、道徳教育の充実等)

○ 平成10~11年改訂 基礎・基本を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」の育成(教育内容の厳選、「総合的な学習の時間」の新設等

初等中等教育局教育課程課 学習指導要領「生きる力」 


ゆとり教育

■ゆとりの考えがやる気を削いだ元凶?

授業の内容や授業時間の削減をして生徒の負担を軽減したいわゆる「ゆとり教育」の導入は、勉強のモチベーション低下とやる気を削ぐ元凶になったのであろうか。

この「ゆとり教育」のデメリットとして「学力低下」が特にクローズアップされるでしょう。
ゆとりがあることで、自分で何かを学ぶ姿勢は薄れているようにも思えますが、どの時代であれ自発的に勉強できる人は、子供のころから率先して行動しているはずです。

やる気というより、冒頭でも述べたその先に自分がどうなりたいか=得られる未来を計画立てて行動しているかも、学力の差に関係しているのではないか。

ゆとり教育を受けた世代の人が、自ら塾や資格のスクールなどに出向いて行動しているならば、目標がしっかり定まっているはずです。

わたしは、ゆとり教育がやる気を削ぐ元凶とは考えられないです。
どんな状況でも勉強する人は勉強する。
本人次第であることは、いつの時代でも同じであると思うからです。


勉強のやる気対策について

■勉強がはかどるグッズ

勉強が苦手で、どうやっても嫌だ!となる人はいるでしょう。
わたしは、グッズに頼ってやる気をアップさせて頑張ってる人もいるかもしれないと思いました。

調べてみると、
以下のようにいろいろなグッズが発売されています。


1,周囲の音量をカットして集中力を上げる「Loop Quiet」


2,疲れやすい首をサポートする「ポータブルネックピロー」


3,スマホから離れて勉強に集中できる「タイムロックボックス」


4,姿勢を良くして長時間の勉強も疲れにくくする「ブックスタンド」


5,勉強時間の管理、時間経過の把握に役立つ「勉強タイマー」


6,血液循環を促進し、足を快適にする「フットレスト」


7,騒音対策にも!癒し音で集中力アップ「ホワイトノイズマシン」


勉強グッズを調べてみると、いろいろなグッズがあって驚きました。
疲れを軽減したり、集中力を上げることは勉強する上で大事な要素です。

勉強が進まない時には、これらの勉強グッズを利用してみるのもよいかもしれません。


■勉強のやる気を出す方法

仕事や付き合いで忙しくなり、勉強する時間の確保が大人になると難しくなります。やる気なんて出ないという気持ちになるのもわかりますが、自分でやる気を出す方法はいくらでもあると思います。

勉強も、運動と同じく習慣化することが望ましいです。

しかし子供の時とは違い、デートや遊びの誘惑に負けたり、面倒になって後回しにしたり、何もせず時間だけが過ぎることもあります。

学生の時のように「受験」という今後の人生を左右する大事なイベントであれば、みんな必死に勉強できていたと思います。

大人でも、必死に勉強する機会は出てきます。
「資格取得」や「仕事スキル向上」、「副業」…

今や転職や副業をすることは、当たり前の時代です。
収入アップや、自身のキャリアアップを考えて、新たな道に進む場合に勉強は避けて通れません。

勉強が必要になった時に、人はどのようにしてやる気を出しているのでしょうか?
調べてみるといろいろな方法を見つけることができます。
やる気を出す方法を以下に示します。

・「競争相手に勝つ」という意識を持つ
・図書館に行って、勉強している人と一緒に頑張る
・深夜ではなく【早朝】に勉強する
・勉強できるカフェに行ってみる
・モチベーションを上げる曲を聴く
・ポモドーロ・テクニックを使う(短時間の勉強と短時間休憩を繰り返す)
・勉強しなかった未来を想像してみる

モチベーションを上げたり、やる気を出す方法を調べると沢山出てきます。
それだけ勉強のやる気がでないことに悩んでいる人は多いのです。

みんな悩みながらも前向きな気持ちで勉強していけるよう、工夫して乗り切っていることがわかりました。

多くの人が悩んでいるからこそ、
「やる気が出なくて悩んでいるのは、自分だけではないんだ」と、勉強が辛かったとしても頑張ることができると思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

人間、楽に生きることを望みます。
しかし、全てが簡単に思い通りに進んでも、何の張り合いもない人生で終わりますし、自分自身の成長を感じることもありません。

社会に出ると、学校で学んだ教育が必要になるケースも出てきて
「もっと勉強していたら良かった…」と感じることも少なくありません。

勉強が大好きで、全く苦とも思わない人もいるかもしれませんが、大抵の方はやらずに済めば避けたいものであると思います。

大人になると教育を受けられる環境は用意されません。自発的な行動が求められるのです。
だから、学生の頃の教育環境は、とても恵まれていたことだと痛感することがありました。

わたしは、勉強は自分自身を成長させ、人生をより良くする手段として欠かせないものとも思うようになりました。

令和時代になって、自発的に勉強する必要性は高まっていると感じます。
そこでできる人・できない人の差が生まれ、昇進や年収といった格差も生まれているように思います。

勉強はそれだけ人生を有利に進めるためにあるとも考えます。

令和時代は、何事にも自分で率先して行動していくことが求められているのかもしれません。



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