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「雑談のネタ作り」で個人能力を鍛える

前回は雑談の重要性について触れました。

今回は、雑談を始める際の「ネタ作り」にはどのように取り組むべきか?ここでは具体的なアプローチをいくつか提案します。これらの方法は、単に会話のきっかけを作るだけでなく、あなたのコミュニケーションスキルやストーリーテリング能力を磨く機会になる、というお話です。

「〇〇な話」
一つ目は、毎回自分の身の回りで起こった〇〇な話、を5分程度でまとめてみる。例えば、腹が立った話。お腹を抱えて笑った話。人生で初めての経験をした話。自分に起こった出来事を簡単なストーリーにまとめるだけです。友達同士の会話でいつも自然にしている話を、会議の冒頭でしてみる。という事です。これは、定例会議等、毎回同じメンバーで同じ趣旨の会議がある程度繰り返して行われる場合に有効です。
あなた自身は、その日に向けて積極的に「ネタ」を探さなければなりません。「ネタ」を探すようになるという事は、世の中への関心が高くなる事であり、「ネタ」をどうストーリーに落とすか、を常時考えながら「ネタ」の取捨選択を繰り返すうちに、自然にストーリーを構築するためのトレーニングを繰り返す事になり、ストーリーテリングのためのスキルが鍛えられます。
メンバーは回を重ねることであなたの本当のキャラクターに対して輪郭が形成されていき、あなたへの理解度が高まるでしょう。裏を返せば、メンバーに対して、定期的に自己プロデュースする機会が巡ってくる、という事でもあります。自分のキャリアにとって必要な自分ブランディングを形作ることができるのです。

「自分のお気に入りを全力で推す」
これは何でも良いので、自分が気に入っているものやことを全力で推して見ることです。例えば家電製品、例えばレストラン、例えば推しのアイドル。何でも良いですが、「これ知ってますか?」から始まって、自分が使っている理由や、その良さをお勧めしてみる。
これは、ストーリーテリングのスキル構築に加えて、説得力や分析力のスキルアップも望める高度なトレーニングモジュールでもある。なぜなら、「推す」事のゴールは相手の行動を促すこと。「良いな」と思わせるのか「試してみよう」と思わせるのか、はたまた「一緒に観にいこう」となるのか。要は何らかしらの行動が生まれたとしたらあなたの勝ちである。そのために自分が推している理由を深掘りするだろうし(USPの分析)、相手に響くであろうポイントを強調するだろうし(オーディエンス・アナリシス)、何らかの行動を促すような話し方をするだろう(Call To Action)。これら全てが流れるように展開するようになれば(ストーリーテリング)、ビジネスパーソンとして、一段上に登れる事になるかもしれない。

「週末に撮った写真を共有する」
もし、まだ自分でストーリーを構築する能力に自信がなければ、是非スマホの力を借りてみてください。週末に撮った写真を共有するのです。街で見かけた不思議な光景。週末に行った珍しい場所。等々。もちろん、そこから始まる何かしらのストーリーが必要ですが、話だけで構成するよりはハードルが低いかもしれません。それでも、〇〇な話と同様のスキルアップを見込めるでしょう。

たかが雑談と思わずに一度、試してみてください。個人能力をスキルアップできる素敵な特典がついてきます。


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