皮肉が効いてる。というのはこういう事か、と納得いく。加えて思わず笑ってしまう。
翻訳された文章特有のリズムというか、言い回しが好きなので、ニヤニヤしてしまう。随所にここまでキレのいい皮肉があるわけではないが、(こちらの感応不慮の可能性ありだが)チクリとする毒が効いてて楽しい一冊である。
なぜ社会革新は難しいのか、新しい思想とかに関して何となく胡散臭いと思ってしまうのはなぜなのか。(例えばSDGSを誰もが言うと、急に真剣さが失われるような感じとでもいうか)
現代社会を理解するのに気楽に読める上に、ポップカルチャーへの目配せが多々合って懐かしさもあり、面白い。