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「味覚」

味覚が違う人とはわかりあえないものなのだろうか。

味覚が違うと、その人に多少あわせることはあっても
それ自体が全く一緒になることはあまりないように思える。
あわせるというのは、そんなに好きじゃないものを
一緒に食べることだ。

わたしは母とは味覚があわない。
そんなことわたしはずっと前から知っていたが、
母は最近になって気づいたようだ。

母は最初、わたしと一緒のものが食べられないのは
わたしの持っている食べ物が不味いからだと思っていたようだ。

でも最近、味覚が違うことをしぶしぶ理解して
別々のものを買うようにしたら文句がなくなった。
人それぞれ好みには違いがあるのだ。
親子だからなんでも一緒だと思いたがるところが
未だにあって困るが、これでひとつ解消された。

今、味覚が全然違う人と対峙している。

味覚、あわせるべきかな?

でもわたし、嫌いなものは好きにはなれないよ。

友達だからって嫌いなものを好きだっていうのは
それは気づかいじゃなくてただのウソなんじゃないかな?

味覚が違う。
それはもう仕方のないことだから、
こちらが好きになる覚悟がないならあきらめるしかないと思う。
それを理解してもらえないなら、
そこまでの仲だったということ。

味覚が「違う」ことをこちらの味覚が「おかしい」のだと
思うような相手は最初からお断りだけど。

厳しいようだけど、生理的に受け入れられないものを
好きになれるほど惚れこめる友達って、そんなにいないよね?

ここまで到達するのに、何時間も悩んだ。
簡単な答えじゃないことを、あなたには知っておいて欲しい。

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