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Family Affair

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家族のことやインコさんのことを書きます。
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#エッセイ

あなたのためなら、悪者になろう。

母はよく、いろいろなことをわたしのせいにする。 生前の父が、わたしが怒っているから〇〇できないと 言い訳していた時のように。 その影響か、誰かのかわりに怒ったり 悪者を引き受けたりすることにあまり何も感じなくなった。 どうせみんな嫌われたくないんだから、 嫌われ者のわたしが嫌われればいい。 そう思っていた。 もちろん感謝されたことはなく、 一緒になって嫌いになられたこともある。 でも、愛がゆえにそれをすることはあまりなかった。 好きだからこそその人のために怒る、なんて

自分が変わることが楽しい人に出会えたから言えること。

人を変えたいと思うよりも自分が変わるべきだという人がいる。自分が変わった方が方法もわかっているし、そのほうがうまくいくこともある。 でも、何回も何回も自分を変えることは、本当の自分を無視していることにならないだろうかと疑問に思うことがある。 わたしは母のために何度も自分を変えてきた。でも、母のために満足いくわたしにはいまだになれていない。今でも「なんであんたはこうしないの?」と疑問をぶつけられる。何十年もつきあってきて気づいたのだが、母が満足いく相手なんてこの世にひとりも