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Family Affair

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家族のことやインコさんのことを書きます。
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#母と娘

自分が変わることが楽しい人に出会えたから言えること。

人を変えたいと思うよりも自分が変わるべきだという人がいる。自分が変わった方が方法もわかっているし、そのほうがうまくいくこともある。 でも、何回も何回も自分を変えることは、本当の自分を無視していることにならないだろうかと疑問に思うことがある。 わたしは母のために何度も自分を変えてきた。でも、母のために満足いくわたしにはいまだになれていない。今でも「なんであんたはこうしないの?」と疑問をぶつけられる。何十年もつきあってきて気づいたのだが、母が満足いく相手なんてこの世にひとりも

タルタルソースでカキフライが食べたいの。

カキフライはタルタルソース派だ。 近所のスーパーではカキフライにいつもタルタルソースのミニパックをつけてくれていた。わたしはいつも袋の向こうが透けて見えるくらいきれいに出して、カキフライにかけて食べていた。 しかし先日同じ店で買ってきたカキフライにタルタルソースがついていなかった。実質値上げである。仕方なく買い置きの中濃ソースで食べた。まずくはないのだけど、やっぱり口がタルタルソースを求めているのだ。 母に、「タルタルソースを買ってきて欲しい」と頼んでその時は我慢した。

どんなに近づいても、ひとつにはなれない。

一緒に暮らしている母とよくぶつかる。 正確に言うと、母に何か言うとやりこめられてわたしが一方的に苦い思いをしていることがほとんどなのだが。どうして母はこう頭が固いのだろうかと何度も頭を悩ませて、ある時気づいた。 わたしは母を自分とおなじものだと考えていないか? あまりにも近すぎる関係は、自分と同質のものしか許さない気分になってくる。同じ意見のうちはいいが、ちょっとでも違うと腹立たしくなる。 どんなに近しい人間でも別の人間。違う人生、違う時間を歩んできた。考え方が違うの

チョコレートを楽しめていないわたし。

美容のためにチョコレートを食べている。 「チョコレート効果」のカカオ86%というやつだ。 低GIだから食べる数さえ気をつければダイエットにもいい。 ある夜、母がお腹が空いたというので 「チョコレートならあるけど」と わたしのチョコを差し出した。 すると母は、 「そのチョコ苦いから嫌い!」と駄々をこねた。 母は健康に興味がなく、 いつもわたしの作る食事や 食べているものに文句をつけるので その時はちょっと気分を害したくらいだったが、 あとになってふと考えた。 わたしはこ

昨日は先月からの 母の頼まれごとをやって、物凄く疲れた。 (母が準備できてなくて 昨日まで実現できなかった) やったかいあってすごく感謝された。 いつもこの100分の1くらい 感謝してくれればもっとやる気でるのにってくらいに。 というわけですっきりした。 みんなに幸あれ。<?

当事者にならないとわからないことってあるよね? わかったふりして自分の見たいものだけを見ている人がいる。 汚いものを見る勇気があるのは優しい人だけ。 その人の事情を察してくれるのは温かい人だけ。 心の痛みがわかるのは傷ついたことがある人だけ。 その人たちがわかってくれればいい。

ひとりで生きるために 強くならなければ、と思うのに、涙が流れる。 今日の涙は明日の糧になるのだろうか? 幸せな家庭に 生きる人がうらやましい。 でも、ないものを 望んでも仕方がない。 食べよう。 そして勉強しよう。 ひとりで立つために。 そして、もう誰にも甘えないように。

悲しい時ほど人を応援したり 幸せを願ったりすることがある。 どういう心理なのか 自分でもよくわからなかったが、 どこかで「おまえもなー」と 言われたいのかもしれない。 そして、返事したいのかも。 「わたしには無理ー」と。 人生の脇役には、 幸せは用意されていないのだ。

他人を変えることはできないけど、 自分を変えることはできると言う。 変わってきたつもり。 もう何十年も前とは別人級に。 でも、何十年もずっと変わらず わたしに足枷をはめてくる人間に対して、 これ以上どう変われと言うのか。 足枷をぶち破るくらいの力をつけろと? 今さら無茶だ。

あの人はやっぱりわたしの未来を邪魔することしか考えていない。 あの人は本当にわたしの母親なのか? 母親っていうのはそんなに自分のことしか考えないものなの? わたしの気持ちを無視するのはもういい加減にしてくれ。 自分じゃない人間の意見はないものと考えているのかな? 疑問だ。

母は愛に飢えている。 そのおかげで過去にだいぶ迷惑を被った。 今日も母が自身の将来が心配で眠れないと主張するのを、何時間も「大丈夫だから」となだめて眠らせた。 この人の遺伝子を将来に残したくないから、わたしには子供を産まないという選択肢しかないのだろう。犠牲者はわたしだけで十分。

自分の居場所や必要とされることにしがみついていると、なくなった時につらいな。たぶん死ぬまでわたしを必要としている母をろくに満足させていないのに「自分の居場所」だなんて。ひなたちゃんも旅立ったことだし、今自分の置かれてる状況にちゃんと目を向けよう。今後わたしはどこへ行くのだろう。

約束

母は約束を守らない。正確に言うと、わたしとの約束を守らない。 「何時から〇〇だけど来てくれる?」と頼むと、その一時間後に来て何も言わない。謝りすらしない。ちょっと責めると「あんたが待たせるから寝ちゃったのよ」と逆ギレする。 約束は守られる前提でするものだ。だけど、母との約束は「守られたらうれしいなあ」程度の気持ちしか持ってはいけないらしい。 そもそもなんで約束するのか。一緒に何かをしたいから約束する。相手はその人が約束を守るという可能性に賭けて約束をするのだ。そんな崇高

母が信頼していた同僚に裏切られたと言う。「信じていたのに」と。本当に信じていたなら、なぜそんなことをするのか理由があったのかもしれないとか、そんなことをさせた自分に責任はないだろうかとわたしなら自問するのだが、そこは親子じゃないんだなあ。とりあえず愚痴を聞いてあげた。