ふーと

生まれつき 軟骨無形成症 (小人病)をもちながら現在は教員を目指している学生です。ここ…

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生まれつき 軟骨無形成症 (小人病)をもちながら現在は教員を目指している学生です。ここでは将来教員になるまでの練習(投稿)をしたいと考えています。元々、文章にはあまり自信のない私ですが、どうか温かい目で投稿を見守って頂けると幸いです。

最近の記事

2-1.「小さな」自分を受け入れられた瞬間

 高校生として過ごした3年間は私にとってこの上なく充実していました。その中で最も印象に残っているのは海外留学です。ヨーロッパに滞在した約2週間、日本との文化の違いを学ぶ場面ばかりでした。また私自身に向けられる目も日本とは少し違うと感じました。日本にいた頃はよく指を指され異形扱いされることもありましたが、留学先でそういったことは殆どありませんでした。言語の違いもあるので実際に言われていても気付かなかっただけかもしれません。しかし明らかに「ジロジロと見られる」感覚は留学当時なかっ

    • 1-2. 小人症の葛藤と新たな環境

       私が中学生になりたての頃、よく同級生から「チビ」「キモイ」といった暴言を言われたことは今でも覚えています。子どもの頃の嫌な記憶って案外、忘れないんだなと今では軽く考えています。小学生の頃はあまり自分の障害について気にしていなかった私でしたが、新たな同級生や先生と関わる環境になった途端どう適応すべきか悩む時期ばかりでした。小学生の頃から仲良くしていた友達との関係は変わらず良好でしたが、初対面の同級生からは「なんで(支援学校でなく)普通の学校に通っているの?」「体のバランスおか

      • 1-1. 小学生時代とカードゲーム

         学生時代について、私は大学に進学するまで大阪で過ごしていました。元々一人っ子でしたが、一人で何かするというのがとにかく嫌いで学外では殆ど友達と遊ぶことに費やしていました。その頃から同級生とは体格の差があり、スポーツで何一つ活躍できず悔しい思いをしたことを今でも覚えています。  しかし、そんな当時(小学生)の私でも友達と何か競うことのできる遊びに「カードゲーム」がありました。一見本題とずれているかもしれませんが、私はそこで単に有名且つ強い(皆が欲しいと思う)カードを集めるの

        • 0. これから書くこと

           教員を目指す身として発信したいことはあるものの文章力にはまだまだ自信が持てないので、これから発信したいことを目次にしてみました。少しずつ読みやすいものに近づけていくつもりですが、書き方に迷いが出てくることもあると思うので先に記しておきます。 ① 障害と闘い続けた学生時代 ② 障害と「和解」できた瞬間 ③ ある意味、特殊な自分が社会にどう貢献したいか ④ 自分が育った教育現場、久しぶりに見た教育現場 ⑤ 教員を目指したきっかけと「今」の子どもたちに伝えたいこと ⑥自分の教

        2-1.「小さな」自分を受け入れられた瞬間

          小さなボクでも「大きな」教員になりたい

           はじめまして。現在、中学校教員を目指している「ふーと」と申します。私は生まれつき軟骨無形成症と呼ばれる難病と20年以上付き合ってきました。低身長でありながら特徴的な顔つきをしており、子どもの頃はよく周りから好奇な目や罵声を浴びせられることもありました。ですが私自身、人と話すことが好きだったため今まで多様な友人関係に触れることができました。  長々とした自己紹介になりましたが、私が投稿を始めたきっかけは一つ「教員として子どもに発信をする前に何らかの形で練習したい」と考えたた

          小さなボクでも「大きな」教員になりたい