もっと楽にしてあげれば?
いつからだろうか。
高校1年生の冬くらいからか。
時折、自分の中のもう1人の自分と対話することがあった。
架空の存在を作り上げて話をしていた時期が長くあった。
髪は長髪で黒髪、目はツリ目で低音の男の子。僕の理想の容姿と声を兼ね備えた存在。
高校の授業中とか、月1くらいで心の中で対話していた。
色んな話をした。
授業中に出された問いに対して
『お前はどう思う?』『お前の考えは?』
『お前が良いと思うなら俺はそれでいいと思う』
これらは全部架空の僕に掛けられた言葉。
しばらく