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発達障害とシェアハウス住まいの相性


こんにちは。掲題の通り、

発達障害がシェアハウスに住むことは可能なのか?

について個人的な見解を述べます。共同生活歴は以下の通り、

小中(施設、入院)、大学4年(寮生活)大学院1年(寮生活)

今は個室以外すべて共用の何十人規模の共同生活です。

トイレ、シャワー、キッチン、下駄箱、その他もろもろ共用です。

発達障害だと、なかなか高い給料の仕事につけないなどの経済的な負担を
抱える方も多いかと思います。

節約する候補としてあがってくるのは、家賃。

家賃の安いシェアハウスや共同生活系の物件は候補の一つになると思います。

学生寮とシェアハウスって違うよって思うかもですが、

ADHD(ASD)傾向のある私が、「共同生活」で良かったこと、しんどかったことをつらつら述べていきます。(役に立つ情報になったら嬉しいです)


良かったこと①:意外と住民と話すことで気分転換になる。


人と話すことが、ひどく苦痛でなければ、

意外と話すことで気分転換になったり、嫌なことを一時的に忘れられました。

住民は、自分がその日やらかしたことも一ミリも知らないので、

それはそれで楽でしたし、

いいカンジの心のよりどころになる住民がいれば、その人に聞いてもらったりしてました。

でも、これはあくまで同じ大学の素性の知れたもの同士とか、

特定の条件であれば成り立つんだろうと思います。

そこまでの人間関係を構築するのに苦慮することが多いと思うので、
無理に住民同士の輪を広げることはないかと思います。

ただ、大学や職場以外の第2の居場所になる(可能性が高い)ので、

居心地の良い人間関係(今はつかず離れずの絶妙な距離感の共同生活をしています)に当たればラッキーぐらいに思っておいた方がいいのかなと思いました。

となると、学生向けとか、何歳代向けといった、

できる限り、同じような文化を持った人たちが集うシェアハウスの方が

はずれは少ないのかな~なんて思います。

良かったこと②:良い刺激をもらえる(ことがある。)


朝早く起きて家を出ていく人を見ると、えらいな~自分も起きるかぁと思う
し、

昼まで寝てる人を見ると、あ、自分も寝てていいんだ~

夜誰かが帰ってくる気配がすると、誰かいる、一人じゃないんだ。

って勝手に解釈して安心したり刺激を受けたりします。

またこの「誰かがいる気配」は、私にとって、

うつの症状の孤独感 を和らげてくれました。

あと、雷や地震など、緊急事態が発生したときも一人でないので、

パニックになることは少なくなったと思います。

しかし、「個室」が確保されている場合に限ると思います。

「相部屋」は孤独感を優に超えた息苦しさを与えてきますし、刺激も強すぎます(笑)

でも、本当にメンタルがやられてるときは、ダメですね。。

他人と比較して自分がダメだぁって思ってしまう時期はちょっとしんどかったです。(気にしなきゃいいけど、やっぱり共同生活だと気になってくる)

メンタルがそこそこ安定している時期なら、良い影響を与えてくれるかなーって思います。


しんどかったこと①:自分のこだわりが通用しない


ここまで書いてて、正直発達障害向けではなく、どんな人にも共通しますが、

自分のこだわりを強く持つADHD(ASD)の方は、結構しんどいような気がします。

私の気づいたこだわりが下記なのですが、

共用スペースの洗面台の髪の毛一本でも気になる。

共用シャワーの端っこのカビが気になって絶対無理、踏めない。

冷蔵庫に入れた自分のものを別の棚とかに動かされてるとパニックになる。

冷蔵庫のレトルトパウチ系の食品を開封して、そのまま封しないで入れてるの見ると、なんか嫌だ。

などなど、個人的なこだわりがいっぱいあるんだなと共同生活をして気づきました。

上記のような細かい自分ルールは、さすがにみんなに言えないです。

多分そういうのが多い人ほど、ストレスが溜まっていくかもしれません。

自分は変な潔癖に関しては、自分が掃除して一石二鳥(好感度も上がるし)ということにしてます。

なんとか折り合いをつける方法を、探っていく必要があります。

しんどかったこと②:感覚過敏が刺激されまくり

①と被るかもしれないです。

自分は、聴覚、匂い、の過敏が強い方です。

聴覚過敏は、共同生活であればしっかり対策を考えて入居するのがいいと思います。(共同でなくても重要ですが)

でも1つの家の中で起こるシェアハウスタイプの方が、

帰ってくるドアの音とか、トイレの流れる音とかは、響きやすいんじゃないかな。

あと、人によっては(自分もそうなのであまり言えないですが)

結構、足音大き目の方とかいらっしゃるので、そういった点もストレスでした。

他にも様々な過敏を持っている方がいると思います。

匂いも、人が入ったトイレの後や、他の人から漏れる部屋の匂い、キッチンでの調理の匂い、など様々なにおいがします。

部屋の話し声がうるさい、とかであれば、

正当な方法を用いて注意する権利はあると思います。

ただ生活音は注意できないです。

触覚過敏も、共用スペースの○○の椅子が苦手とかあるかもしれません。

ただ、勝手に自分で変えたりはできなかったりすると思います。
(触覚過敏もありますが、そこまで自分は気になったことはないので、あんまり分からないです。)

聴覚に関してはイヤホンをすることで、かなり軽減できてます!
(Air pods pro 感謝)

でも廊下にでたときにイヤホンしてて、住人とすれ違ったときに、

相手の挨拶に気づかず、無視したことになってしまった!

となると、相手に不快感を与えるので、共用スペースでは

できるだけ、イヤホンはしないようにしてます。

普通のお部屋とは勝手が違う部分は多いと思います。

しんどかったこと➂:気を遣う!!!


個室から一歩出ればすべて他者と会う可能性のあるゾーンです。
(我々からすると一歩出るとそこは戦場みたいな感じ笑)

トイレも、キッチンも、何をするにしても、

誰か来るかもしれない。

その緊迫感と戦わねばらなんのです。

発達障害の中でも、人に気を遣いすぎるタイプの方もいらっしゃると思います。

私もその傾向が少しあるのですが、、


・キッチンが狭いので、誰か来たらすぐに料理やめてキッチン空けよう
・フライパン水つけて放置しておきたいけど邪魔かもしれない、、
・廊下にて、住民が向こうから歩いてくる。どの距離になったら挨拶すべき???!!!!今言ったら遠すぎる??!!!

などなど、意味わからんところで、意味わからん気遣いを始めます。

上記のような細かいストレスは、毎日のことです。

あとは、住民同士のトラブルも、起きやすいかと思います。

でも、お互い顔が知れてるから、解決しやすいという側面もあるかと思います。(相手によりますが)

顔が知れていないマンションとかの方が個人的には怖いかも。


いろいろ書きましたが、

発達障害と共同生活の相性は?についての回答は、


住む人と環境による!!!!!!!


結局こうなる!

私の場合、今後仕事を始めたら、共同生活はしないかな。

お金を貯めるという目的があるからしているけど、長期的には難しい。
(今の家賃は水光熱費合わせて、野口英世数枚ですみます。樋口一葉はいらないぐらい)

特にうつ症状が悪化しちゃうと、やっぱり一人にして欲しい。

通常よりもストレスに過敏な時期に、常にストレスにさらされる環境というのは望ましくない。

お金を貯めるという目的があるなら、期間を絞ってシェアハウスに住むのも手だと思います。

実際、寮の人間関係は、今の自分にとってプラスになってます。

何人かいれば、一人ぐらいは気の合う人ができるかもしれないし、

その人が、一生の友達になる可能性だってある。

共同生活、一度チャレンジしてみては~というお話でした。
















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