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短歌

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日々の暮らしにおける思い等。
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記事一覧

【短歌】羽ばたき

あの頃は みにくいアヒルの子だったよ       居場所もなければ 力もなくて 遠い空 見上げ己に 問いかける        自分らしさと 生き抜く術と 飛べぬ日は 休み力を蓄える         傍でさえずる 青い鳥愛で 晴れ渡る 空に呼ばれて 巻き起こす        羽ばたきによる 大いなる風  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】花曇りの日に

 4月2日にパートナーと、地元の熊本城近くの公園に花見に行って来ました。  その時の写真11枚(見出し画像+10枚)と短歌2首、返歌1首です。 緩やかに 舞い散る桜 見上げつつ             二人の幸も 穏やかに満つ 満開の 桜の下で 行く春を                 君と味わう 卯月の風に はらはらと 舞うさくらばな 曇りの日         空は見えねど うつくしきかな (返歌) 雨続き 散り去る前の 幸運に           花曇りでも 美し

【短歌】次へ

梅の枝 空指すごとく 真上へと             伸びて背を押す 次へ進めと  「次」の意味するところは、またの機会に。  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】聖夜

クリスマスイルミネーション光る歯科          虫歯の子らも 行きたくなるね サンタ氏へ プレゼントはもういりません            今は充分 幸せだから 寄り添って 微笑み交わす だけでいい           過ごす聖夜も 日々の延長 ふんわりと 舞うように降る 雪花よ           見る者に染み 幸として咲け  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をい

【短歌】人権

見下して 言葉の刃 振るう人               自分が偉いと 錯覚してる 誰一人 いないはずだよ 尊厳を            踏みにじられてもいい人なんて 誰もみな 生まれながらに 持っている            人らしく生き 輝く権利 12月4~10日は人権週間  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】記憶の旅路

Web更新 のため過去作 辿る時             痛みの記憶に 起こる共鳴 膨大な 記録の中に 吐露された              孤独と絶望 生きる苦しみ 読み返し 当時の思いに 触れるたび            未来の幸せ 伝えたくなる あの頃の 暗い旅路を 寄り添って          一緒に行ければ よかったのにね 生き抜いた 内なる子供の 心象を             今温かく 抱き締めている 旅路の記録 ↓  最後まで読んでいただきありがと

【短歌】金曜日の帰路

この空の ドラマチックな 夕映えは            身を粉にした 週のご褒美  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】決別

毒親の 罵声耐えかね 苦言する              実家に同居の 姪守るため 家中に 響く怒声と 暴言に                 長年苦痛 感じていたと わかるはず 子や孫への愛 あればとの         願いバッサリ 切り捨てられる ストレスを 発散するのが 最優先             苦しみを子が 訴えようと 子が親に 意見するなど 許せぬと             怒りのままに 絶縁される 人生の 汚点と罵られてもなお           

【短歌】夕暮れ空

 6月9日に、帰宅後パートナーに呼ばれてベランダで見た空。  美しさに癒される。  6月12日投稿の【詩】「いいこと」とは、という作品が生まれたのも、このことがきっかけ、かもしれない。  自然の作り出す美しさと、それを知らせてくれたパートナーに感謝。 また今日も 頑張ったねと 労いの              色に染まれり 夕暮れの空  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいた

【短歌】壁

目の前に 立ちはだかって 迫る壁        見上げて探す 乗り越える術 色々と 出来ないことや 不手際が        重なるようで 気になり焦る 多分今 次の段階に 移る時        そのための課題 厳しい試練 あの頃は 大変だったと 振り返り        笑い飛ばす日 来ること願う  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】ライラック杯短歌

 十六夜さんからお誘いいただいたので、ライラック杯に参加させていただきます。短歌部門のみの、3首です。 流れ散る 花きらめきて 目を細む        共に過ごせる 緩やかな午後 手をつなぎ 歩く公園 遊歩道        ゆるり過ぎ行く 穏やかな春 風に舞い 髪に留まれる 花びらを        そっと手に取り 微笑む君よ  どれも過去作になります。  1首目は2018年4月作、2首目は2019年4月作、3首目は2023年4月1日作です。  よろしくお願いいたします

【短歌】名残り桜

 4月1日に近所の公園に花見に行きました。  その時の写真3枚(見出し画像+2枚)と短歌2首です。 風の中 吹雪のごとく 散る桜         留まり残るる 花をも見上ぐ 風に舞い 髪に留まれる 花びらを            そっと手に取り 微笑む君よ  読んでいただきありがとうございます。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただけると嬉しいです。  コメントにて感想をいただけたらとても喜びます。

【短歌】復職種

遠き日に 離れし職種に 戻り来て        緊張しつつも 懐かしさあり 勤めたる 場所は違えど 端々に           時代の流れ 感じ驚く 望外の 歓迎もあり 残念な           塩対応あり 人は様々 学生に 戻りしごとく 尋ねたり      すぐその場にて 知るべきゆえに おのづから 思考は歳月 駆け埋めて       日々この職に 身馴染ませ行く  最後まで読んでいただきありがとうございました。  よかったら「スキ」→「フォロー」していただける

【短歌】住まい探し

新しき 住まい探しの 条件は           様々にあり 妥協必要 予算内 条件満つる 物件も       不満な箇所の ちらほらとあり 間取り図や 写真で知れど 詳細は       直に見ざらば 分からぬことも 木造と 鉄骨・鉄筋コンクリの        造りの良し悪し 改めて知る エレベーター 無き5階もの 建物に          住みたる人の 健脚思う 決断し 住居決まれば 引っ越しの          準備も迫る 忙しき日々  最後まで読んでいただき