[詩]命綱～心の暗闇～

人と一緒に生きることは

時に脆いものだ

誰かと会えば、汚い言葉で罵り合い

罵声を浴びせ

毒を浴びせまくる

誰かと繋がっていることは

時に誰かを殺め

時に誰かの性格、心さえも奪っていく

人としてすっからかんになったその人は

今日も暗い心で暮らしているだろう

でも、一人で生きていこうとすると

心がまいってくる。

何も喋れないで独り言を垂れる悲しみほど

悲しみ深いものはない

でも、そんなあなたを必要とする人もきっといるはず

そこにあなたの命綱はある

今は頭の中に嫌な人とか

嫌なことが溢れてるかもしれない。

だけど、世界は広いってことに気付かせてくれる居場所が

誰にだってあるはず

僕だって誰かに助けられて生きてきた

誰かに助けられることは

きっと悪いことじゃない

そんなことを

遠いあなたが

教えてくれたような気がする