[詩]命綱~花の想い~
名もなき芽に名前を付けてくれた
あなたは、未だに見てくれている。
枯れそうになっても、水を分けてくれた。
そんなあなたにとって、最高の花を咲かせたい
嵐の日には、体を張って守ってくれた。
雨の日には、私を外に出して遊ばせてくれた。
ところどころ、枯れてしまっているけど
それでも腐らずに、私を育ててくれた。
そんなあなたにとって、最高の花を咲かせたい
約一年間、あなたと共に歩んできたけど
あなたにとって、最高の瞬間はいつなのかな?
きっと私が思っている瞬間と
あなたが思っている瞬間は違うかもね
だから、難しいことを言ってしまうとね
あなたが、今、足を止めて見ている花は
誰かにとっては素通りしてしまうようなものかもしれない
でも、それはあなたのためのお花なの。
あなたがそれをスキだと言って
皆に広めてくれたからこそ
皆が足を止めてくれるようになる
そして皆のためのお花になっていく
どんなに美しい花でも
皆が見てくれないと
残念な思いで枯れるしかないと思うの
そんなことを偶然感じたの
だから、
あなたにとって、最高の花を咲かせたい
そんな風に思ったの。
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