たくあん
自分のお知らせなどを定期的に更新していこうと思います
たくあんの詩集を集めています
短編「園世」をまとめております。
・ここまでの主な登場人物 飯島弘義…大学1年の主人公 大道津長…弘義の4つ上。 このところ僕はいわゆる世捨て人であった。だからと言って厭世的になっているわけではない。ただ世の中という海のなかに自分を浮かべ、どうなっていくのかを考えているだけだ。 津長がいなくなったことはいつものことだ。しかし手紙を貰ってから自分の中で刺激に対して欲が出てくるようになってきた。 津長の紹介したバイトは、灰色の薄汚いビルだった。散歩の度にそこを通るのだが、入る気が起こらない。素通りすると
静かに火が燃えている。火の粉が宙を舞い、光ったまま地面に落ちる。 手には一枚の写真。…集合写真だった。高校生の頃にクラスの皆で行った思い出の写真。暫く僕は放心していた… 周囲は木々が集い、セミが鳴いている。クマゼミの太い鳴き声が響く。 下に目を落とすと木漏れ日が落ちている。風がほとんど吹いてないせいか、木漏れ日もじっとしている。 火の中に新聞を次から次へと入れていく。くしゃくしゃにして、時に何もせずに。 リビングに向かうと、津長が待っていた。 「今日も捨
た「皆、久しぶりだね」 ザ (爆睡中) た「久しぶりすぎて、僕のことも忘れちゃったのかい」 ザ「はっ!たくあんじゃないですか、むにゃむにゃ・・・」 た「せっかく僕が来たのに、寝てるなら君は首だよ」 ザ「そんなこと言わないでくださいよ。寝耳に水すぎますよ」 た「まあね。ところで、最近のたくあんはザーサイ君の目にはどう映るんだい」 ザ「まあ、正直な話、オワコン臭くないですか」 た「ははは、それを言われたらおしまいだね」 ザ「今年に入ってから更新ペースも少し遅いし
甘い夢や希望が 缶の中に詰めこまれていて いつもの日常なのに ほの甘い青春の香り 涼しげな海風浴びながら 飲むサイダーは いつもより甘く感じるね まして、君と二人なら この世で一番美味しい飲み物だと 大袈裟な笑顔また甘酸っぱく これまでのしあわせも 僕は好きなのだけれど これから描くしあわせは きっとどんなものよりも 爽やかなのさ いつか、君に伝えたいんだ サイダーのように 沸き上がってくる愛を 淡く仄かな憧れが 僕の明日を眩しく照らしていて 一人の夜なのに 生暖かい
だるくて、なんでもかんでも無視したい そんな気持ちばっかりきもち悪い 何回も味わったこの疲労 何回も味わったこのスパイス 光が未だに射し込んでいる 早く手を伸ばしたい あぁ、でも何でだろうこの気持ち… 光がたまに消えてしまいそうと 心配になる、汗、汗、汗 でも、焦点が合っていないだけだって! 焦点合わせたら、君の本当の力が出せるって! なんで、君はそこが全てになると結論づけるんだい? 深呼吸、気分転換 全てを結べ! いいか?焦点を合わせるんだ!
若い高校生の恋人たちが コーヒー挟んで向かい合っている 彼らは目の前にある幸せしか見つめてはいない 僕はそっと、彼らから目を離す 色んなこと分かってきたろう? 世の中の生き方や、苦しみの現実が 間に合わないとかそういうことじゃなくて もっと現実的なことから始まるさ 明日になったらまた苦しむだけの生活 でも、そこから誰かに会って 誰かと生きることができるから 僕らは鏡の前でも 空間の隅にだって 笑うことができるのさ こうやって長い人生 生きて 出会う人は …異性だけじゃなく
罪を積み重ねて 一人激しく踊って ぬるま湯の中に 一つまた一つ、残酷な未来を浮かべる 誰もが皆、罪人だよと 無職の釣り人が笑ってる いい加減、こちらに気づけと 釣り人の棹に引かれそうになる 心残りが また、僕を罪に誘う そんな罪の残り香 きっと、人はどんな風に生きても 自分という存在に呪われてしまう 悲しみのSaturday night 一人、また一人 誰かとさようならする度に 浮かび上がってくる自信と 何もない虚しさ 結局、人は生まれてから死ぬまで ずっと一人ぼっち
いつまで夢見てんだコケコッコー 恋愛なんて甘い言葉浮かべてる場合じゃねぇぞ お前には過去という守るべきものがあるんだから いつまで愛してんだコケコッコー 散々、向こうには恋人がいる感じがするじゃねぇか そんな事考えてばかりじゃなく、俺を愛してくれよ!Baby コケコッコー、コケコッコー 朝起きれば全て忘れられるぜ コケコッコー、コケコッコー 絶対王政もねぇ 競争社会もねぇ それなのに、あれ俺自由じゃねぇ!? 俺の恋したやつはコケコッコー 小さな田舎街の出身で ずっとずっ
何度も何度もやり直して見る景色は きっと、美しい そう、まだ俺はchallenger 娯楽なんて意味ないと思うかもだけど それを取り入れていけ! 無駄なことなんてない きっと、次に繋がる その一歩を踏み出せば 今よりも、道は開ける さぁ、revenge 最初から何でも出来る者などいない さぁ、revenge 99%は、皆凡人 さぁ、revenge 言い訳など意味なし さぁ、revenge お前の99%を見せてやれ! お前の1%の夢を振りかざせ!
雲を掴むような思いで 過信したもの握っている “あなたはそればっかりね” 消えたあの娘の言葉 いまでも胸によみがえる 雲の上には何もない 死の向こうには何もない 人間、少し雲を掴んでる それを信じてない人もどこか信じてる だけど、大切なのは 雲に覆われながらも 自分のやりたいことを輝かせること 雲に隠れちゃいけないんだ きっと、君の好きなことなら 運なんて関係ないさ ・・・もう、雲は晴れたよ
元気でいますか? 今、楽しいことは何ですか? 出来れば会いたいです 会ってあなたと笑いたいです こんなメール送るのも何か気が引けるので 手紙にして送ります 気に入らなかったら、見ないふりして そのまま捨ててください きっと人は 浅瀬だけでは 本質的には仲良くなれないんですね だから、あなたの心に ボトルレター、送り続けています あなたに届かなくてもいいんです それが私の愛だから 元気でいますか? 私に会いたいと思っていますか? こんな結末でい
もう疲れてて 自分が崩れてる あぁ、何回かルーティン重ねているけれど もう手遅れなルーティン 何回も何回も 体が赤くなるほどのルーティン 意味なんてなくて死にたくなる もう何でもかんでも無意味に思ってしまう 何かが終わってしまった すると、体がもう終わりでしょ?と 問いかけてくる 昔のような日常に 嫌気がさしている でも、やることはいつも昔のこと もう逃げられないのでしょう? 自分が崩れて治るの待つより 無駄なことした方がよいのでしょう? もう僕には分かりゃしねぇさ
焦らずにゆっくりとカフェしようよ もうゆっくりとしようよ 一緒に眠ろう、荷物なんて奪われないさ 焦らずにゆっくりと 焦らずにゆっくりと 1つ事を言うと ウェイターの子が昔好きだった子に 似ていて 目を奪われてしまったな そんな風なことだけ沢山覚えてる 俺って少しバカらしいよな もう1ついわせてよ 1ヶ月あれば何でも出来る気がしてるんだ 嘘じゃないさ 本当に1ヶ月あるとね だから、また走り出すんだよ 「もう疲れた」と君は 寄りかかってくる そんな君のためにコーヒーにミルク
あの日、初めて会ったときぐらいの頃じゃなかったかな? 僕たち二人でお互いを灯した日だよ 覚えているよね?覚えているはずでしょ その火は君の顔まで輝かせたんだ 灯火が消えた時に 僕もしっかりと消えればよかったのに 君は僕と気まずくなり、僕は君と話すことすらままならなくなってしまった 合わなかったのは知っている とにかく、自分が合わせようとした性格が どれも的外れでさ 本当に不器用なんだ…これは言い訳じゃない それからの時間は本当に息苦しかったよ だって、君以外の人にも毒を吐
あれからどれくらい変わったろう? 今の僕はあの頃の僕より変わっているはず なぜなら、そのblueな笑顔があるから 指輪のように誰にも見せずに耀いている 本当は僕だって 人間の暖かみに惚れて 熱くなりたい その幸せを疑うほど疲れちまってはいない そんな寂しい気持ちを抱えて寝る繰り返し でも、自分が成長できたから それでいいのさ それでいいのさ さようなら もう振り返らないで僕は行くよ 君もそうだろ? 過ぎ去った日々なんてもう力はないだろ? 人の評価はそれで決まるのかもしれ
自分を認めることが出来れば、人を認めることが出来る 自分を信頼することが出来れば、人を信頼することが出来る。 自分を愛することが出来れば、人を愛することが出来る。