マガジンのカバー画像

うしろの自分語り

23
暖簾分けで新しいマガジンをスレ立てします。いつの日か自分が誰だったか思い出すために。♬赤く赤く ああ燃える炎に♬
運営しているクリエイター

記事一覧

海外ホームステイ悲喜こもごも(も桃のうち)|Episode

そういえば少し前に『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』を観た。英国の7人の熟年男女が…

志村まうしろ
1か月前
9

ダイナマイト・キッドをさがして|Episode

「俺たちダイナマイト・キッド世代だ!」と胸を張って言おう。 「推し」っていうのとはちょっ…

志村まうしろ
3か月前
28

『破れ傘刀舟』はなぜ今は愛されないのか?|Essay

「テメーら人間じゃねえ、オレが叩っ斬っちゃる!」 ――小学校の休み時間、彼は友だちと校庭…

志村まうしろ
6か月前
17

おうちに枯れた花が届いたら〜空耳アワーのススメ〜|Episode

あれは秋なのか、涼しくよく晴れた日曜の午後だったような気がするな。日清カップヌードルを食…

志村まうしろ
6か月前
8

降谷建志のお父さんって探偵だったってね|Essay

*この記事の初稿は2022年9月8日です。 金田一耕助が死んだ。いや正確には古谷一行の逝去の報…

志村まうしろ
8か月前
5

「未来」と名づける子の未来|Essay

あなたは「池中未来(ミク)」という子をおぼえていますか? 1980年代初めに人気を博した日テ…

志村まうしろ
9か月前
22

夏の幕開けに思うこと 〜“Sun Is Shining”を聞きながら〜|Essay

沖縄地方の梅雨が明けました。 早朝から太陽がジリジリと、いやフツフツと照りつける季節の到来です。 Bob Marleyを聞いたのは18の夏。 アルバム『Kaya』をレンタルレコード店で借りたのが最初で、次に借りたのが『Exodus』だった。 この2枚でその年の夏だけでなく、その後のすべての夏が調律されたように思う。 『Kaya』は1978年の作品で、『Exodus』はその前の年だが、制作されたのはほぼ同時期らしい。 身体の調子はおいといて、ミュージシャンBob Marle

前回のテイラー・スウィフトの謎への回答|Episode

さて、先週もったいぶったせいでモヤモヤして眠れなかったという苦情がドドスコ寄せられていま…

志村まうしろ
11か月前
7

ボクを通りすぎていったテイラー・スウィフトの残り香|Episode

最近まじめな記事が多いので、今日は肩の力を抜いて書きたい。 本題は懐かしのカントリー・ミ…

志村まうしろ
11か月前
9

友よ、働かない自由がほしい|Essay

これは僕がニート寄りのフリーターだった頃に書いた文章です。少し俗世に流されすぎましたが、…

3

エミちゃんおめでとう|RCサクセション|Review

レビュー2022.10.09/音楽★★★★★ RCサクセションは高校から大学時代によく聞いていた。は…

6

旧聞#12 文化を裁く|Essay

遅ればせながら、バルガス=リョサの『世界終末戦争』を読んだ。そして遅ればせながら、オウム…

1

旧聞#11 チノ? ハポネス!|Essay

退屈なこの国にバングラデシュからエアメールが届いた。南アジアの習慣では、トイレでは紙を使…

3

旧聞#10 フリーマーケット考|Essay

先日初めてフリーマーケットに出店した。以前にメキシコでしこたま買い求めた民芸品が商品だった。本当は東京の街角で売ろうと思っていたのだけど、規制がまかり通る日本の道ばたでは、警察やマフィアの許可が必要だというからあきらめたのだ。ちなみに、勇気あるイスラエル人が通りで露店を広げているのをよく見かけるが、彼(女)たちはあのキナ臭い紛争地域で兵役義務を終えたばかりだから、こわいものはないのだろう。 周りは高校生だらけで、品物も古着がほとんどだったから、いささか場違いな感じもしたけれ