マガジンのカバー画像

うしろの横好きサイエンス

17
ずっぽり文系のわたくしめがサイエンスに心震えた非日常の轍です。♬はるかな雲よ 聞こえるか♬
運営しているクリエイター

記事一覧

「STAP細胞はあります!」をAIが検証する|Works

10年前の今日4月9日は、理研(当時)の小保方晴子氏による、STAP細胞論文の捏造疑惑に関する記…

志村まうしろ
1か月前
6

木を見て森を見て菌根ネットワークを識る|マザーツリー|Review

『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』 スザンヌ・シマード著、三木直子訳、202…

志村まうしろ
2か月前
15

生きるとは変わることだ。|Review

神の医療用鉗子『人類滅亡2つのシナリオ―AIと遺伝子操作が悪用された未来』(小川和也著、2…

志村まうしろ
3か月前
15

大学受験を控えたキミたち 「自然史」へようこそ|Essay

自然史とは何か ずっとずっと昔から、人は自然の不思議を解明しようとして、自然界のものを…

志村まうしろ
4か月前
29

皮膚科の先生に聞いてみた|地球棄民と呼ばないで(後編)|Critique

<前回からの続き> 皮膚科の先生 ラストシーンでは、この星に降り注ぐ太陽光が柔らかくオレ…

志村まうしろ
6か月前
11

皮膚科の先生に聞いてみた|地球棄民と呼ばないで(前編)|Critique

いつもの皮膚科の先生と患者友だちのつぶつぶハリーさん(元ストリート・スライダーズのボーカ…

志村まうしろ
6か月前
4

スネ夫以上のスネ夫|完全なる証明|Review

『完全なる証明――100万ドルを拒否した天才数学者』 マーシャ・ガッセン 著、青木薫 訳、文藝春秋、2009年 レビュー2023.10.15/書籍★★★☆☆ 自慢じゃないが、小学2年生の頃から脇目もふらず算数が苦手な某。50代のいま、確実にできる計算は加減乗除までで、小数点や分数の計算はかなり怪しい。3.14が円周率なのはわかるが、「ひとよひとよにひとみごろ」が何の語呂なのか思い出せない。三角関数や微分積分など推して知るべし! 「試験に合格するための方法論しか教えていない

仮面ライダー本郷猛はバイオミメティクスによる改造人間である(妄想)|Episode

久しぶりに真夏に生まれ故郷に帰った。近くの普通河川に釣りに行った。昔はハヤ(地元じゃいろ…

志村まうしろ
9か月前
9

夏休みの宿題オワタなう、に使っていいよ|光速より速い光 |Review

『光速より速い光――アインシュタインに挑む若き科学者の物語』 ジョアオ・マゲイジョ 著、青…

志村まうしろ
9か月前
9

拝啓、カール・ウーズ博士|地中生命の脅威 |Review

『地中生命の脅威――秘められた自然誌』 デイビッド・W・ウォルフ 著、長野敬・赤松眞紀 訳、…

志村まうしろ
10か月前
4

夏がくれば読み返す|スノーボール・アース |Review

『スノーボール・アース――生命大進化をもたらした全地球凍結』 ガブリエル・ウォーカー 著、…

志村まうしろ
10か月前
4

4人の天才と4人の凡才の凹凸物語|幻の惑星ヴァルカン |Review

『幻の惑星ヴァルカン――アインシュタインはいかにして惑星を破壊したのか』 トマス・レヴェ…

志村まうしろ
11か月前
4

魚類はいない!? 嘘だと言ってくれ|自然を名づける|Review

『自然を名づける――なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 キャロル・キサク・ヨーン…

2

人類胃袋強化プラン|喰ったらヤバいいきもの|Review

『喰ったらヤバいいきもの』 平坂寛著、主婦と生活社、2017年 レビュー2019.01.18/書籍★★★★★ 万民が食べようとも思わない生物を味わってみちゃおう。何のため? それはその生物を深く知るためだよ。「生き物が持つ生態的特徴や生息環境は、味や食感へ確実に反映される」という知識と体験があるからだよ。 著者は生物ライターの平坂寛さん。テレビでみたことがある人も多いはず。実は琉球大学理学部出身です。おもしろい人です。好物はマックポテトです。人類史のなかにこんなチャレンジ