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うしろの四次元ポケット

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感じたこと・考えたことを文章化して心の四次元ポケットにしまいます。♬上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ♬
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記事一覧

大人のように死んでしまう前に、この大草原をしなやかに駆け抜けろ!|Review

ビクトル古賀――演歌歌手のような名前だが、そうではない。日本国籍の格闘家で、アマレスから…

志村まうしろ
2週間前
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すべてのLCC被害者とお互いの傷を癒しあいたい|Essay

私は今ダークサイドにいるのでご注意あれ。 台湾の桃園国際空港で沖縄への帰国便が大幅に遅延…

志村まうしろ
1か月前
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昨日のThe Street Slidersは老いてなお美しかった|Report

40th Anniversary Final 「Thank You!」 行ってきました、4.12沖縄市ミュージックタウン音市…

志村まうしろ
1か月前
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Modern Life: Taiwan Architecture 1949–1983の模型|Photos

志村まうしろ
1か月前
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BLに毒される前の「男の友情」をDB餃子が体現していた件|Critique

タイトルを解題すると、「ボーイズラブという概念によって色物としてみられがちだけど、ドラゴ…

志村まうしろ
2か月前
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もし『ゴールデンカムイ』が2000年代前半に実写化されていたら|Critique

映画『ゴールデンカムイ』が好評のようだね。 「玉木宏(鶴見役)がコワすぎる」とか、「山田…

志村まうしろ
3か月前
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兵士の働き方改革は永遠に無理ゲーなのだ|Review

ハノイにあるホアロー収容所は、1954年のディエンビエンフーの戦いまでフランス軍が用いた捕虜収容所だ。 ベトナム戦争でも使用され、捕虜にされた米兵から「ハノイ・ヒルトン」と皮肉られたそうだが、主には仏領インドシナ時代の暗部を暴く施設となっている。ベトナムにはフランス人観光客が多く、みな一様に神妙な表情で見学していた。ボクも気持ちが重くなり、長居はできなかった。 ベトナムは、その後の第二次世界大戦の初期に日本軍が進駐し、さらに大戦後フランスの再侵略となり、南北が分断された長

続・AIが人類を滅ぼす未来のシミュレーション|Works

前回の記事では、『人類滅亡2つのシナリオ―AIと遺伝子操作が悪用された未来』に影響され、AI…

志村まうしろ
4か月前
8

AIによる国家運営を選択する可能性がある国5選|Works

現代社会において、技術の進化と政治の新たなアプローチが融合する中で、一部の国では人工知能…

志村まうしろ
4か月前
9

勝手に増補版『世界物語大事典』|「喝采」と「光るとき」|Review

『世界物語大事典』(ローラ・ミラー総合編集、2019年、三省堂)という本を拾い読みした。そし…

志村まうしろ
5か月前
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水素の力で未来を明るく照らす!キカイダー2.0登場|Works

志村まうしろ
6か月前
11

皮膚科の先生に聞いてみた|習近平はケインジアンですか?|Critique

ロバート&エドワードのスキデルスキー父子が書いた『じゅうぶん豊かで、貧しい社会』(2012年…

志村まうしろ
7か月前
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皮膚科の先生に聞いてみた|歴史学から体験ツアーを斬る|Critique

親愛なる皮膚科の先生 拝啓 秋冷の候とは名ばかりです。 すっかりご無沙汰しておりますが、…

志村まうしろ
7か月前
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満島ひかりに導かれ、推したい社歌にたどりついた男の哀歌|Liner-note

満島ひかり主演の映画『川の底からこんにちは』の真骨頂は、シジミ加工の「木村水産」の社歌を、白い防菌服を着た従業員全員が取り憑かれたように熱唱するシーンだ。 という具合のイカれた歌詞を、叩きつけるようなピアノの旋律にのせ、父から受け継いだ絶体絶命の工場の社歌を刷新した佐和子(満島ひかり)。みんな気だるそうに歌うふりだけしていた古い社歌のときとは大違いだ。 佐和子がどん底まで追い詰められた末に開き直り、腹をくくって逆境に立ち向かうのと歩調を合わせるかのように、会社の業績もおば