兵士の働き方改革は永遠に無理ゲーなのだ|Review
ハノイにあるホアロー収容所は、1954年のディエンビエンフーの戦いまでフランス軍が用いた捕虜収容所だ。
ベトナム戦争でも使用され、捕虜にされた米兵から「ハノイ・ヒルトン」と皮肉られたそうだが、主には仏領インドシナ時代の暗部を暴く施設となっている。ベトナムにはフランス人観光客が多く、みな一様に神妙な表情で見学していた。ボクも気持ちが重くなり、長居はできなかった。
ベトナムは、その後の第二次世界大戦の初期に日本軍が進駐し、さらに大戦後フランスの再侵略となり、南北が分断された長