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ホワイトな学校へ#51 その24 仕事の流儀

note を始めてから、やらなければならない仕事と、note を書きたいという欲求がせめぎ合い、脳内がたいへんなことになっている…

今回は、仕事が立て込んでいる時どのように優先順位を付けているのか、そんなにいろいろなことをやっていてどういう時間の使い方をしているのか、と聞かれることがあるので、ご参考までに、仕事のやり方についてお話します。

まずは、体調についてのストレスをなくす

若い頃は、自分の体調が悪いと、それがストレスになって仕事に支障をきたした。例えば、寝不足とか、頭痛とか。それを言い訳にして、仕事が進まないのである。
しかし、子育てが始まったら、生活の中心は子供であり、自分の体調が云々などと言っていられない状態になった。「その15 子連れで参加しよう」で述べたように、常に睡眠不足だった。↓

どんなに睡眠不足でも、仕事に出かけなければならない日々が続いたとき、悟りを開いたというようなある境地に至った。
それは、これが私の通常の状態であるということ。つまり、寝不足や、頭痛はいつものことで、特別なことではない。それを解消しようとするからストレスになるわけで、それをそのまま受け入れれば、ストレスでもなんでもないということである。「今日も眠れなかった…」と思うか、「いつも通り、3時間寝た!」と思うかの違いである。

自分の体調を気にしなくなたら、急にすべてのことが楽になった。負担感が消え、心にゆとりができた。
4時間続けて眠れたら、ラッキー。これもずっとは続かないので、時々休日に、バタッと寝る日を作る。
そんな日が取れたら、超ラッキー。

子育てが一段落しても、この習慣が続いている。
介護の時も、この習慣があったから、乗りきれた。

そんな不健康な生活で大丈夫なんですか!と思われるかもしれませんが、実は、食生活はきちんとしています。三食しっかり食べ、間食は少々。食べたいものは我慢しないようにしています。これが、健康の秘訣。

間違えないでいただきたいのは、睡眠不足を推奨しているわけではありません。
もし、自分の中でストレスに感じるものがあったら、それは、考え方や気の持ちようで、ストレスと感じなくすることができるのではないか、という、ご提案です。


退勤時刻を決める

仕事というのは自分でけじめをつけない限りキリがない。ボーッと考えている間に、容赦なく時間は過ぎていく。自分の身一つを処すればいいのであれば、ボーッとする時間もまた有意義だが、子育て中とか、いろいろな役割を引き受けるようになった場合は、それでは済まなくなってくる。

子育て中で教員(管理職選考を受ける前)のときは、大した仕事も任されていなかったので、退勤時刻になると、とっとと帰っていた。
主幹教諭になったときは、さすがに仕事が回らなくなってきたので、退勤を6時と決めた。それまでに、持ち帰れるものは持ち帰る準備をし、とにかく6時には学校を出る。終わりを設定してくおくと、逆算して何時に何をすべきかが見えてくる。持ち帰った仕事は、9時に子供を寝かせてからやるか、翌日の段取りを考えるだけにして翌日に回す。どうしても回らなくなってきたときは、こちらも時間を決めて土曜に出勤することもあった。
仕事がたまってくるともやもやするので、そのまま、1週間が始まることの方がストレスになる。
自分の気持ちが一番すっきりする方法を選択した方がよい。という提案です。

副校長2年目の途中、保護者からの問い合わせが格段に減ったころから、子供と一緒に夕食は無理でも子供と一緒にお風呂に入れる時間には帰ることにした。
服務班にいるときも7時半には帰ることにした。それこそ、自分が担当している事故は、いつも机の引き出し一杯で、いつまでやってもキリがない。議会待機の当番のとき以外は、毎日7時半には帰っていたら、人事部長に「7時半の女」とあだ名をつけられたが、「7時半の女なので失礼します。」と、それを逆に利用して、帰りやすくなった。
服務班にいる時、唯一よかったことは、出勤時刻が遅いこと。子供が学校に行くとき一緒に家を出ることができるので、それだけはよかった。

校長になってからは、対応がない限り、夜6時には学校を出ることにしている。☆小卓球部がある日は、5時からは卓球を始める。 

終わりを決めて仕事をすることをお勧めします。


スケジュール、記録は一元化

週ごとの指導計画のところでも述べたが、スケジュールや記録は一元化するに限る。
探している時間がもったいない。

私は、副校長のときも行政にいるときも、自作の週ごとの指導計画をベースにした。縦軸を、副校長のときは時間割、行政のときは時間にして、形を変えなかった。1年分をルーズリーフで作って、53枚。右ページにはたっぷりメモができる。
なるべく薄いファイルを買って、

これが、愛用の実物

すべてをここに書き込んだ。記入済みのページはお見せできないが、こんな感じ↓

何でもそこに書くようにすれば、気になっていることは頭の中から追い出すことができ、脳内はいつもクリアである。

特に服務班にいるときは、夜中にふと目が覚めたとき、量定とか根拠とか話の手順とかが頭の中をぐるぐる駆け巡り、眠れなくなってしまうことがあった。だから私は、ノートを枕元に置いておき、ぐるぐるしそうになったらノートに書くことにしていた。頭の中をぐるぐるしていることは、ぐるぐるしているから量が多く感じるが、書き出してしまえば大した量でないことが多い。頭をスッキリさせて、また、眠ることができる。

校長になってからは、専ら手帳である。縦軸が時間のこの形が気に入って、愛用している。↓

こんな感じで書いている(例)

本物のページは、固有名詞があまりにも多いので、ここに載せたのは、ダミーで作成したものである。
今週のToDo、本日のToDo、教頭に伝えたいこと、進行管理、主幹会議で出された内容、連絡会で話すこと、など、何でもメモしておく。「た」は、卓球部の日。

そして、記入するに当たり活躍するのが、5色ペン。これは、教員時代からずっと続けてきた色分け習慣。
緑…出張、紫…校内の用事、オレンジ…休暇等自分の用事(休日の美容院とかもすべて書いておく)。
その他の色は、黒と、シャープペン。日記代わりに、よかったことは♥、嫌だったことは▼など、記号を付けて分類。
後日、振り返りやすい。

色分けするなど、わかりやすく、しかも楽しみながら、メモをすることをお勧めします。



仕事の片付け方

学校でやらなけらばならない仕事は、今週のToDoに締め切り日を書き、実際にやる日の本日のToDoに書いて、実行する。これらは、その仕事が降ってきたときに書き込んでしまうと、やり忘れないし、焦らなくてよい。

その他の仕事、例えば、原稿を書くとか、大会の発表用の論文をまとめるとか、最初から創り上げるような仕事の場合も、もちろん、この週までにプロットを考える、この週までに資料をまとめる、この週までに仕上げ提出する、という感じでToDoを書いておくのだが、実際にいつやるかについては、直前まで決めないことが多い。
書き表しにくいのだが、やるべきことを何となく脳内に、置いておき、それが時々、ふと出てくるような状態を保っておく感じ。そして、ある日、降ってくるというか、形になって登場するのを待っている感じ。
降臨するのは、料理をしている時だったり、電車の中だったり、他の仕事をしてる時だったりするので、その時は、手を止めて、すぐにメモする。
そして、実際に、形にしていく時も、「さあ、やるぞ」とパソコンに向かうというよりも、いつでもできる状態にして、敢えて他のことも一緒にやる。洗濯機を回す、パズルの本を準備するなど、全然関係ないことを同時に行う。途中で家族に何か頼まれたら、それも仕事の仲間に入れる。

これは、自分の脳内では形になっていたとしても、実際にやろうとしたら、思うように進まなかったとき、時間ばかりかけて何もできなかった!時間を無駄にした…どうするんだ自分!と、自分を責めなくても済むように、保険をかけているのだ。

パズルをやったり、洗濯物を干したりしている間に、だんだんまとまってきて、満を持してダーッと仕上げる。その時が来るのは、昼間のこともあれば、夜中になってしまうこともあるが、最初に書いたように、寝不足は気にしないことにしているので、何時でも大丈夫。

ideaさんは、なかなか降臨しないこともあるのだが、締め切りを決めておくと、だいたいその前までには何とかなる。これまでも、数々の修羅場を潜り抜けてきたという自負があるので、そういう意味では、「きっと何とかなる」と、自分を信じられるから、ありがたい。

自治体や全国マターの研究会の仕事については、学校ではできないので、こんな感じで家でやることが多い。
この他にも、家に関わること(確定申告、各種手続きなど、私の都合とは無関係に入ってくる…)も、同じ手帳にやる日を記入し、同じレベルでこなしていくようにしている。


大掃除とかも同じレベルです。自分に関わることは、すべて特別にしないことが、ストレスが少なくこなせる秘訣なのではないかと思います。(家族には、「やだやだ」「やりたくない」とかいう愚痴は、しょっちゅう言っていますが…)

皆さんも、自分なりの仕事のやり方、気の持ち方などを身に付け、できるだけストレスなく仕事ができるようにしていただきたいです


付け足し

仕事をしていれは、誰にだって嫌なことはある。それをストレスにしない方法は、心に落とさず、頭で処理すること。

こんな感じ…絵へた😹

つまり、仕事と割りきって、仕事モードの自分に対処させ、自分の心の中には入り込ませないことです。
もし、心に入ってしまってもやもやしたら、頭の中がぐるぐるしてしまった時と同様に、ノートに書いて、心から出してしまいましょう。
お試しあれ!

次回は、「その24の付け足し ほんのちょっとしたことだが、決まっているといいこと~教頭先生のために」です=^_^= 



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