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ホワイトな学校へ#58 エピローグ~新なスタート

私の所属する自治体では、今回から、教員の異動のプレス発表が早まった。
本日、プレス発表があったので、この記事です。



きっかけは、8月末

B大学のb教授(仮名)から、定年後の仕事は決まっているか聞かれ、大学で、非常勤講師をお願いしたいと言われた。
b教授が言うには、生活がかかっているだろうから、無理にとは言えないが、一つ始めればどんどん広がる、と。
それは、きっとそうだと思う。

私は、これまでも退職後は、大学教員をやるのもいいかも、と思ったことはある。

始めれば、きっと広がっていくのだろうけど、その時点では、まだ、一歩踏み出す勇気はなく、退職後は再任用校長しか道はないと思っていた。


公募に応募してみた

大学の非常勤講師の話をいただいてから、私の気持ちの中で、大学教員の占める割合が大きくなっていった。
そこで、試しに転職サイトを見てみた。
書写・書道では、無し…。

たまたま、J大学の公募を見つけた。
教育学科 特任教授1名(国語or算数or体育or家庭or外国語)

条件としては、小学校の管理職、教育行政経験を有する者等、しかも女性歓迎と。
私にピッタリではないか。

どうなるかわからないが、書類は出すだけ出してみた。


兼業兼職できるか?!

その直後、b教授から講義を土曜日にすれば、再任用校長との兼務は可能か?という問い合わせがあった。
なるほど、その手もあったか!
さっそく、地区の教育委員会に聞いてみた。

数日後、結果はNO💢
理由は確か、回数が多すぎる、公平性がどうの、前例がないとか言っていた。
その時は仕方ないかと思ったが、なんだかすっきりしない。
再任用校長の給料は、現職の7割。そして、現職と同じ重責と仕事内容、同等のクオリティを求められる。
給料が減る分の補填、しかも本業に影響しない範囲での兼業兼職申請が、なぜ、だめなのか?

モチベーションが下がってきた。


もう一つの大きな理由

モチベーションが下がったもう一つの大きな理由は、再任用される際、私は、きっとどこかの学校に異動するだろうということ。
10月の校長会で指導課長が、「管理職の異動年限は4年」「自分がいなくなったら成り立たないような学校経営はNG」というようなことを言っていた。

私は現任校にすでに6年いる。これまでの諸先輩方の例を見ても、再任用での異動は確実。
新たな学校で、また一から作り上げなければならない…

今の学校は、先生方、職員、保護者、地域の方々に恵まれ過ぎて、居心地が良すぎる。
私には、もう、同じように良い学校を作る自信がない。
気力もない。

再任用を辞める決心をした

辞めると決めたら気が楽になった。
今まで走り続けて来たし、大学で教えて、縁があれば増えていくだろうし、このnote でお仕事依頼してみるのも楽しそうだし!

そういえば、J大からはその後音沙汰がないな…
と、申し込んだことすら忘れかけていた頃、面接の連絡がきた。

J大学に縁もゆかりもない、知り合いも誰もいないが、年をとると、大抵のことでは動じなくなる。
面接当日は、緊張もしなかった。

結果、内定の連絡がきた。


というわけで、

私は4月から、大学で仕事をします。

ここまで、「ホワイトな学校へ」を読んでくださってありがとうございました。4月からは、また新たな視点で記事を書いていこうと思います。

これまで書いた記事に関するお仕事依頼も承ります。
(詳しくは、号外で)


次回は、皆さんに感謝 です=^_^=

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