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スマホアプリで作業現場を効率化⑦

これまで紹介した記事はもちろん、さらに便利な機能やスマートに入力できるテクニックなど盛りだくさんの内容になっています。
是非ご覧ください。

今回は、本では紹介しきれなかった「データが増えてもGlideアプリを使い続ける方法」を紹介します。ちなみに前回は「作業日報を自動で作成する方法」を紹介しました。

Glideアプリを使い続けると…

さて、これまで「ノーコードアプリGlide」の魅力をたっぷりとお伝えしてきました。
「手書きの書類をスマホで入力する」というちょっとした発想が「作業日報」まで自動で作っちゃうなんて、驚いたことと思います。

まさにこれがデジタル化のメリットです。一見何の意味もないデータでもみんなが協力することによって、驚くほどすごいことができるということを実感していただけたのではないでしょうか。
そしてみなさんの頭の中にも「こんなことができるならあんなこともできるんじゃないか」といったアイデアがすでに浮かんでいるのではないでしょうか。

しかし、そうは問屋が卸しません。

なぜならGlideアプリの無料プランでは、スプレッドシートのデータが500行を超えると使えなくなってしまうからです。
そのまま使い続けるためには課金が必要になります。

でも安心してください。「アプリのために払うお金なんてない」という方にも一つだけ方法があります。

Glideアプリを無料プランで使い続ける方法

まずGlideのデータが多くなってきたら、もう一つアプリを作ります。つまり500行のデータを250行と250行に分けるのです。
そして別のスプレッドシートで次の関数を使って、2つのデータを一つにまとめます。

全く別のスプレッドシートの内容を表示する:IMPORTRANGE("URL","範囲")

URLとは画面上部に表示されている長いアドレスです。 範囲は参照するシート名とセルの範囲です。今までの記号とちょっと違うので注意して下さい。(例、"DKYの内容!A1:L11")
では新規のスプレッドシートに「DKYの内容」シートを表示してみましょう。

1.まず「DKYの内容」シートのURLをコピーしておきます。画面上部のhttpsで始まるURLを「ctrl+A」で選択し「ctrl+C」でコピーします。

2.メニューバーの「ファイル」→「新規作成」→「スプレッドシート」を選択します。

3.新規で作成したスプレッドシートのA1セルに「=importr…」と入力すると、途中で下に候補が表示されるので「IMPORTRANGE」を選択、又はパソコンの「enter」を押します。

4.最初にコピーしたURLを「ctrl+V」で貼り付け「"」で囲いカンマ「,」を入力、次に「"DKYの内容!A1:L11"」と入力しパソコンの「enter」を押します。

5.「#REF」と表示されたらマウスのカーソルを合わせます。表示されたウインドウから「アクセスを許可」をクリックします。

6.すると「DKYの内容」が表示されました。

この方法を使って複数のスプレッドシートからデータを引っ張ってくれば、どんなに業者が増えても大丈夫です。

さいごに

ただしお金に余裕があるなら課金することをオススメします。なぜならデータの使用量が増えるだけでなく、さらに便利な機能が使えるようになるからです。


追記:Glideのプランが改定されました

2024 年 1 月 17 日、Glide は新しいプランに移行しました。

つまり2024年1月17日以前にログインしたユーザーは、今までのプランを維持する「レガシープラン」となっているそうです。
ただしプランの変更をすると戻れなくなるそうです。
また、レガシープランがいつ終了するかは未定だそうです。

レガシー無料プランの最新情報

以下は、レガシー無料プランのアップデートを消費します。データの変更は、変更された行ごとに更新を消費することに注意してください。

  • データの追加、編集、削除

  • 外部データの同期

  • 統合からのアクションと計算された列

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