記事一覧
弟の心情がたまらない──『たゆたえども沈まず』読書感想文
史実に基づいた、フィクション。
かの有名な画家であるフィンセント・ファン・ゴッホと、彼を理解し献身的に支えたと言われる弟、テオドルス(テオ)の物語といえる。
彼ら二人と、パリに在住する日本人画商の林忠正と加納重吉の交流を中心に物語は進んでいく。
時代背景ナポレオンから続く帝政が終わり、第三共和政下で空前の好景気にわく19世紀末の花の都パリ。にわかに増えたブルジョワジーによる後押しもあり、芸術文
子どもたちに友だちの作り方を学ぶ
我が家は今年の4月、単身赴任していた夫の元へ引越し、1年ぶりに家族全員そろっての新生活をスタートしました。
中2の長男、小5の長女、小1の次女。
親の都合で生まれ育った土地を離れ、親しい友だちと離れなければいけなくなった子どもたちには本当に申し訳ないことをしたなと思ってます。
「新しい友だちができたら、友だち2倍だよ!」と口では励ますものの、
(そういうことじゃ、ないんだよな)とも思うし。
創造を可能にする場所──『複雑系』読書感想文(後編)
上記の感想(前編)に引き続き、『複雑系』について。
複雑系に取り組みと1996年当時の状況(「前編」のテーマ)
多分野をまたぐ組織のあり方(当記事「後編」のテーマ)
当記事では2つ目の「多分野をまたぐ組織のあり方」について、気になった箇所を本文より引用しながら書き留めておきたい。
サンタフェ研究所About
Research Themes
組織の目的に応じてメンバーを選ぶサンタフェ研究
noterのみなさんの記事から、デジタル積読を積む
読みたい本を独自に収集しているMy積読リストのほかに、スマホのメモ機能に1ページ作って、ほかのnoterさんの記事を読んで「この本、読みたい!」と思った本のタイトルとその記事のURLをこせこせと手元にメモっています。
▼My積読リストに関する記事はこちら
ほんとはその時点で「私も読みたいです!」とそのnoterさんの記事にコメント書ければいいんですけど……コメントってパワーいりますよね!? 状
当たり前に気づき受け入れられるか──『シリコンバレー式超ライフハック』読書感想文
図書館で見かけてパラパラっと読んでみる。
いくつか「そうだよなあ」と思った点をピックアップ。
「やって」「力にして」「自信にして」、それをモチベにしてまた「やる」人間の主要な動機である「個人としての自由の追求」を阻むもの──自己抑圧と社会的抑圧。その二つの障害を克服できる手立てが、能力─自信ループを発展させることだという。
「自分のできることを究める」実用から追求と、「自分がやりたいことを究め
共通言語を獲得する──なぜ読書を続けるのか
私が読書が好きな理由を、以前このように書いた。
くらしの中で、また違う角度から「こういうのも読書の良さだな」と思うことがあったので、補記的にここに書き留めておこうと思う。
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最近、引っ越して新しい人との出会いが増えた。
(引っ越し後1週間で、ご近所さんや子どもたちに関係する先生、友だち、保護者など含めると、直接会話した人だけでもゆうに30人を超える……)
新年度なので、仕