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長崎県 出島表門橋 デザイン美しさと製作のご苦労に惚れてしまいます

 長崎への観光旅行の続きです。
 出島への入り口にある「出島表門橋」については、下調べしていなかった(もしかしたら出島には行かないかもと思っていた)のです。
 目に飛び込んできた橋の姿には頭が混乱しました。
「これ、なに?」「どういう構造?」「どう造ったの?」と家族はさておいて見物です。

出島表門橋の側面

 波のような形状は装飾なのか?と思いましたが、おそらくそれなりに断面力を受け持っていそうに感じます。となると、溶接を担当された工場の方は、やりがいはありつつも、形にしても溶接ひずみにしても、この形に仕上げるのは大変だったろうな、と思います。

端部付近の溶接線の交差

 そしてこの橋の出島側の支承がなく、死荷重では片持ち梁、活荷重(歩行者荷重)がかかると反力が発生する構造になっているとのこと。
 現地で桁端部の構造を見ながら感服していたところです。

出島と反対側の桁端部

 現場で見た時のドキドキ感は伝えるのが難しいですね。今でも写真を見ると、目の当たりにした時の感動がよみがえってきます。