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映画紹介「WOOD JOB!」

ずっと観たかったけど観そびれていた映画「WOOD JOB!  〜神去なあなあ日常〜」をご紹介いたします。

前段に、私の両親はどうやら昔、森林組合っていう職場で出会って結婚したらしいんですね。そして父方の祖母はその昔、材木屋さんをやっていて、千葉の木材を戦後復興に忙しい東京へ卸していたそうなんですよ。そんな経緯もありまして元々林業には興味があったんです。

この作品2014年公開ですから、約10年前ですよ。今回はU-NEXTで観ました。
きっと映画館で観たらもっと山の中にいるような臨場感を味わえたんじゃなかろうかと思います。私のばか!

さてさて、お話は大学受験に失敗した主人公(染谷将太)がひょんなこと(林業人材募集のパンフレットで微笑む女性(長澤まさみ)に心奪われちゃう)から林業体験をするべく山の中へ。ザ・山の男(伊藤英明)からビシバシ鍛えられ、山の仕事の厳しさやヒルやら蛇やらの洗礼を受け、何度も心折れそうになります。しかし山の皆さんにも打ち解け、林業の魅力に目覚めていくってな話です。お話のクライマックスに用意された山の神事は大変な盛り上がりで、いろんな意味で、ぜひご覧いただきたい面白シーンです! まるで富士急にでも行ったかのような爽快感です!


注)この長澤まさみはポスター用にお化粧してます。当たり前だけど。

で、この映画の素晴らしいところは、山の中で生活する人たちのことを美化したりしないところんなんです。撮影は普通にその集落にあるお宅をお借りしているんだと思うんですが、田舎の家って、家の外にいろんなものが雑多に並んでいたりするじゃないですか。そんなのもそのまま。

そして、なんといっても長澤まさみはほぼすっぴん。よれよれのTシャツ、丈のあってないジャージのズボン、本当に山の中にいるひとそのものなんですね。髪型も山を降りていったところにある1件しかないパーマ屋で切ってもらったみたいな雑な仕上がり。(それでも画面からほとばしる美しさ! さすがダー子!)
これですよ、これ! 山の中で暮らす人はこんな感じですよ。
私のおばあちゃんちの感じですよ。

こぎれいなかっこしている方が、山の中ではかっこ悪くて居心地悪いみたいなそんな感じです。そういうところを余すところなく映像の中で見せてくれるところが最高にいいです。

こんな紹介で観たくなった人いるかな? でも本当に面白いから観て!
毎年夏休みにやってるあのアニメの代わりに金曜ロードショーで毎年やって欲しいぐらいです。ああ、この映画の制作はTBSでしたね・・・。

そんなこんなで2号の初めての映画紹介でした。またね!





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