子どもを連れ去られた時にできること


1.状況の把握


子どもを連れされたら警察に通報してください。私の場合はそこで相手が虚偽DVを訴えて保護施設に入ったことを警察から知らされました。私は当時それ止まりでしたが現在、警察庁から通達が出ておりさらなる対応も期待できるかもしれません。ただ、現時点で私は刑事手続には否定的です。家庭裁判所への手続きをすることで私は早い段階で子供と面会できました。家庭裁判所の話の中で引き渡しの話をしつつ、少なくとも早期の面会を勝ち取るのが子供のためだと考えます。
子どもの連れ去り、警察庁が都道府県警に「適切な対応に遺漏なきを期する」通達 – SAKISIRU(サキシル)
 
○クレジットカードで家族カード等を発行して使わせていたら使用状況の確認、利用停止

○預金口座について、引き出されるおそれがあれば全て引き出し、解約等行います。子供用の口座を作っている場合もその口座を忘れないでください。

2.子の監護者指定、引き渡しの審判申し立て(仮処分含む)


家庭裁判所に審判申立を行います。先に代理人を選任して代理人から申し立てても構いません。私は初回期日までの時間が惜しかったので先に家庭裁判所に申し立ててから、代理人を選任しました。
送達先について私は所在がわからなかっため相手方職場にしてもらいました。その後、裁判所が相手に連絡をして連絡が取れたため相手指定のところに送達されることとなりました。相手側に代理人がいれば代理人宛でもいいと思います。そこは家庭裁判所相談、代理人がいれば代理人に任せればいいと思います。
初回期日は家庭裁判所で決定し、期日は特別送達で届きます。

3.審判の準備


来るべき期日に向けて主張書面とその証拠書類の準備を始めます。
書面について①
書面で意識したことは基本はcolabo問題で話題に出ていた裁判官判らせゲームと同じです。特に意識した点は自分の主張を認めさせるのではなく、裁判官が判決に書きやすい材料、ストーリーとなるように心がけたつもりです。判決が出てないので効果はわかりませんが…判らせると同時に家事事件でもありますので同情を誘う被害者仕草も必要だと思います。
書面について②
意識したことの続き。裁判官は判決を書くのは大変でなるべく和解で済ませる傾向があります。裁判官の同情を誘いこっちに有利な内容を書くことが楽で、なおかつ気持ちいいと思わせることを意識しました。裁判官も役人ということを意識です。自尊心をくすぐるつもりで書面を準備しました。
書面について③
従って主張を簡単に理解してもらうため ・時系列の整理 ・双方の監護環境の比較 ・その他論点の整理 上記のようなものをなるべくパッと見てわかるようにプレゼン資料を作ったりしました。正に役人の概要資料のパワポといった感じです。

あと裁判官の名前がわかったらどんな事件を扱ってきたのかなど調べました。

監護環境について
こちら側:監護補助者なし父親単独で養育
相手側:監護補助者あり
という一見不利に見えますが調査官報告書では全く問題にされませんでした。 監護補助者無しでも親権は取れます。当然仕事での配慮を受ける等のバックアップ体制をきちんと説明した上で心意気、熱意も加えて下さい!

証拠書類編①
まずは取ってもあまり意味のないものから。
子どもの通信簿→役所の教育委員会に開示請求すればもらえます。
児童相談所の記録→本人、子どもそれぞれで請求できます。黒海苔ばかりで読み取れるものは少ないです。余裕があったら取ってもいいかも。役所の児童課的なところが請求先です。(追記)見直したら子供の様子が書かれていたりして、相手側や裁判所調査官の主観が入らないリアルな子供の反応があるので有用な可能性はあります。
証拠書類編②
預金を下ろされていた場合
銀行に払戻請求書の写しを請求できます。通帳で本人以外の引き出しは書いてるはず。その筆跡と書かれた電話番号で誰が引き出したかを割り出すことができました。ご自身だけでなく子供の口座も。 クレジットカードの利用履歴も使われてたら請求しておくのが吉。
証拠書類編③
レセプトの開示 加入している保険組合にレセプトの開示請求ができます。保険診療で子供や相手側が扶養に入っていればどのような診療を行ったかが確認できます。 第三者加害で自費診療している場合は無理ですが、虚偽DVであることの証明だけでなく持病があればそれを突くこともできることも。
レセプトの開示で、資料を確認したら子供は受診自体が無かったので文書が存在しないため不開示というものでした。 あとは保育園の登園記録も園に請求してました。

4.気持ちが折れないために


ここからは感想戦、お気持ち的なものなので必ずしも読む必要はありません。

連れ去られた直後は気持ちが落ち着きませんでした。とにかくネットで連れ去り、虚偽DVについて検索して調べました。ある程度調べた後、家の中にいてもたってもいられなかったので自転車で50km近く離れた両親のところにいきました。自転車を数時間漕ぐことでそのままでは消化しきれないアドレナリンを消費して頭の中では比較的冷静に今後の対処について考え、その後両親に話すことで自分自身を保てたと思っています。

両親のところから戻ったところで自分の方針として2点決まりました。
・子どもを取り戻すために全力を尽くすこと
・連れ去られた別居親は子どもが戻らない可能性が高いので、戻らないときの自分の身の振り方を考えること

その後、家庭裁判所に申し立て代理人を選任しました。

申し立てと代理人選任した後は方針の1ポツ目については証拠集めや記事のスクラップなど理論武装をして主張書面を書き上げました。
2ポツ目の方では一人で何かできる趣味を作ろうと考え、昔登山が好きだったことから自由に登山にいけるようバイクの免許を取得することにしました。その後ソロ登山してひとりがきつかったので登山はやめました笑

また共同親権関係の団体にも参加させていただいたのですが、私自身の状況が子どもを取り戻せる可能性が高いと信じていたので私自身の訴訟に集中するためその後参加しなくなりました。子どもを取り戻した今、守秘義務で訴訟の経緯の多くは語れませんがこの結果をもって後方支援をしたいと考えています。

友人への感謝


バイクの免許取得後1年経過して二人乗りができるようになって、いろいろと自由に子どもを連れて出かけられるようになった時、バイク駐車場が無料だったこと、子どもが保育園で自由に休める時にしかできないことでイベントに参加してみた際、友達になってくれてありがとう。
最初は私だけの知り合いでしたが、私からの突然の子供の紹介に優しく応じてくれて子供の友達になってくれて、本当に助かりました。
子供が面会交流で私のところに来ている時、親子だけの関係ではなく友達として一緒に遊んでくれることで子供が明るく成長する土台に一緒になってくれたと実感しています。
連れ去られ親であることを打ち明けた時一緒に泣いてくれてありがとう。これまでたくさん遊んでくれてありがとう。この場を借りて感謝申し上げます。


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