NPO女のスペース・おんの宅食事業について

しんぐるまざあず・ふぉーらむの選定による助成

女のスペース・おんの宅食事業については使途不明金問題が発覚したしんぐるまざあず・ふぉーらむが公金助成事業の選定団体として女のスペース・おんを選定して助成を行いました。

そしてしんぐるまざずふぉーらむの赤石理事長と山崎菊乃代表は共同記者会見を行うなどDV利権でとても深いつながりがあり、他にも様々なところで名を連ねています。

宅食事業について

女のスペース・おんはしんぐるまざあずふぉーらむのR3,4ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業の助成金ランキング3位に位置していました。
令和3年度で2,200,000円令和4年度では当初・延長分で3,000,000円、二次補正分で500,000円の助成を受けていることがわかります。

宅食?

まずは2022年(令和4年度)のおんの活動報告書から

画像の数字よく覚えていてください。
アクリルさんがしんぐるまざあずふぉーらむの開示請求書類から出てきた報告書と見比べてみましょう。

令和4年度当初、延長
令和4年度補正

画像をアップして枠で囲いました。9月のバーベキューの9世帯と12月の14世帯が見事に合致します。おんのHPでも確認しましょう。

12月のクリスマス会

みなさん上記をどう思いますか?これが宅食事業です。国民の血税を使って行われている事業です。これが適正だと私は少なくとも思えません。9月報告書の最右部の肉の配布ってこれですよ。

さてパントリーの方はというと
9月のパントリー
活動報告書でサンドイッチを配ったと合致するので20世帯の宅食でしょう。

3月のパントリー(補正予算)

令和4年度当初・延長分として3回、補正予算分で3回やったという報告と異なります。
特に補正予算分は最短2月17日概算払、3月31日までの極めて短い時間で3回やったようには見えません。このパントリーの回数と人数を分析すると、この団体が対象を別としてやっている「Cloudy」というものを計上しているのではないかと疑われます。

画像とXのポストを見ればわかりますが、対象はひとり親家庭ではなく困難女性?をターゲットとしたもので、しんぐるまざあず・ふぉーらむの実施要領を見ても対象外であることは明らかです。

実施要領

Cloudyについて追記です。

cloudyの記事があったので見てみると70人程度が受け取りに訪れている模様。この数字、宅食事業の報告書の平均人数とほぼ合致します。回数、人数ともに宅食事業の報告書のものに非常に近い。

パントリーについて

まずは令和4年度補正のパントリー内容の精査をしてみる。試算は画像の通りで上記3月パントリーの内容から推算。格安カップ麺の代表格ごつ盛を200円と高めに見積もった。またクリスマス会という実施期間外のものを報告している時点で不適切なことは明らかだが概ね補正500,000円という金額には収まっていると思う。

補正と比べてかなり疑問に感じるのは当初・延長分。
9月パントリーの画像を見ると学用品、サンドイッチしか配布していない(服は企業提供品、謎の食器類は対象外)。
3月補正分パントリーより少ない世帯数に対してより少ない品目を配布している。令和4年度当初・延長分の3,000,000円はどこに使用されたのか?

キャンプ、バーベキュー!!!

考えられることはただ一つ、9月のキャンプ、バーベキューである。
上記リンクでもあるとおり宿泊付きのキャンプに助成金を使ったと自らブログにあげている。食材はと言っているがこれまで挙げた内容からとても300万円を使い切れるような内容ではないのは明らか。
もう一度しんぐるまざあず・ふぉーらむの実施要領に戻ってみる。

画像の通り食品以外は生活必需品のみ助成対象となっている。明らかに宅食や食料品支援とは逸脱したことに助成金を使ったと書いてある。
ブログ記載の滝野キャンプ場を確認すると、施設利用料親子2人で約1,000円、テントを持っているはずがないのでキャビン8,400円合わせて10,000円が一世帯あたりにかかっているはずである。

詳細な試算はこれ以上できないので置いておくが思い出されるのはWBPC問題で同じようなことをしていた団体がある。それは「BONDプロジェクト」である。
公金で薪とランタンを買って「スキルアップ合宿」に行くBONDプロジェクト - Togetter
【WBPC問題】BONDプロジェクト、公金でキャンプしてる疑惑を指摘される→なぜか公式インスタが非公開にwwww : オレ的ゲーム速報@刃 (jin115.com)

結び:支援の必要性、NPO等への助成が適正か

しんぐるまざあず・ふぉーらむは使途不明金の会計不正事件、その助成金分配先でも実施要領を逸脱した本当に自立支援に繋がっているのか極めて効果が不透明な享楽的なものに使用されている。

本当にその場しのぎ的な支援が自立に繋がるのか、公金を預ける先としてNPO法人等が適正なのかゼロベースで制度を見直すべきだと考える。

おまけ:支援の必要性については感想文で書くつもりだった書籍の内容が興味深いので先に紹介しておきます。
ざっくり感想として支援漬けにされたアフリカは発展しなかった。支援対象とするのではなく市場のプレーヤーにさせるべきであるという内容。後半は金融経済的な提言でした。
困難女性支援や私が前に記事であげたDV相談事業など支援に効果があるのか疑問に感じるものばかりでこの書籍の指摘と同じく支援では何も問題は解決しないと思います。
援助じゃアフリカは発展しない | ダンビサ・モヨ, 小浜 裕久 |本 | 通販 | Amazon

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