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高級機を買って~幻想を抱くな編~

※この記事は高級機を始めて手にした初心者の記事です
高級カメラはおろかNikon以外のカメラも使ったこともありませんのでそういう目線で読んでください

カメラを本格的に初めて2年目にしてまさかNikonの高級機Z8を手にするなんて誰が想像しただろうか(知らんがな)

私は高級機にとても憧れがあった
特にZ9には尋常ではない憧れと幻想を抱いていた
その縦グリを切っただけと言われるZ8が手元にあるのだ
その感動はひとしおだ

しかし!
全てが手放しで喜べるほど高級機は甘くない!
もしZ8やフラグシップ機でいきなりカメラを始めようと思ってる人や、高級機を買えばすべて解決すると思っている人がいれば私なりにZ8で戸惑った点をまとめてみたので参考にしてもらいたい

1 ぶっちゃけわかりにくい!

Z8を開封した際撮影するためにまず色々と設定したのだが、ここで最初に躓くこととなる
設定項目、カスタム項目が多い!
私はZ6を使っていたのでZ8についてもある程度わかるだろうと超楽観的に待っていたのだが、いざ設定してみるとわからない項目が多い
ど、どういうことだってばよ…?」となりとりあえずそっ閉じしてしまった
まぁ使えばそれなりにわかってくるし、色々調べるので少しづつ「こんなにべんりだったのかぁ(小並感)」となっているが、SSもF値もISOもわからないような人がいきなり使うとこれは戸惑うだろうなぁと容易に想像がつく
まだエントリー機には全部お任せモードみたいなのがあるし、ワンタッチでシーンにあった設定をしてくれたりする(D3100がそうだった)
しかしこの辺は言ってしまえばあたりまえ
そういうことを知ったうえで購入すべきなのだ


2 周辺機器のスペックも求められる

まず困ったのが「cfexpress type B
Z6はXQDだったので新しくcfexpress type bを買わないといけない
しかしこれが高い!
昔スマホのマイクロSDをケチってデータが一部破損した記憶があるので下手にケチれなく、結局「ProGrade Digital (プログレードデジタル) GOLD 512GB」を購入
安心と満足感はあったが約3万円はお小遣い生活には大打撃だ
他にもZ8のスペックを存分に堪能するにはPC、モニター、雲台、三脚などなどあらゆるもののスペックも求められてくる(私はどれも変えていないが…)
これにレンズも入ってくるのだからハイエンドモデルは大変だ


3 結局腕は必要

ここは私が一番幻想を抱いていた部分
ハイエンドモデルを買えばカメラ任せでハイクオリティな写真が撮れる
結論から言うとそんなことはなかった
これは他社のハイエンドモデルを使用していないのでZ8の話をするが、正直な話AFはもっとすごいと思っていた
これは完全に私のせいなのだが被写体認識を使ったことのない私はその機能に憧れるがゆえに超過度に期待してしまっていたのである
特に野生動物相手だと遠くて認識しない、暗くて認識しないなんてことはまぁまぁある
それでもZ6とは比べ物にならないくらい使いやすいし、高性能なので文句は1つもないが、期待しすぎた故に「すごいけどこんな感じだよな」と勝手になっしまっていた
そのほかにももちろん構図や光の読みそれぞれの数値を誰でもない自分がコントロールしないといい写真は生まれない
それらを助けてくれる割合がハイエンド機のほうが大きいが、高いカメラを買っただけではいい写真は撮れない

まとめ

こんな記事読む人が読めばあっっったりまえの事しか言っていない
しかし初心者ほど高級機に期待と幻想を抱いてしまうものだ
ただ私が言いたいのは
実際に使ってみたら高級機のほうがいいに決まっているのだ
PS4でもPS5でも同じゲームができるが、PS5のほうがいいし
安い楽器でも高い楽器でも同じ曲が弾けるが、高い楽器のほうがいいのだ
カメラもハイエンドモデルのほうが明らかにユーザーを補助してくれてよい写真の近道になるだろうと強く感じる
しかし先述した通り良い写真=高い機材(カメラ)ではないのだ
これを肝に銘じないと高級機の幻想にとらわれ続け、成長が止まってしまうだろう
高級機に対する憧れはモチベーションにもなるしよいと思うが、幻想はほどほどに
せっかく手に入れた憧れのZ8
まだまだ少年のようにワクワクしながら持ち出している
これからもZ8とともに精進していきたい

この記事が誰か、特に高級機に憧れている人の糧になることを願う

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