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【アイリーニ紹介】イベリア沼に堕ちたドクターによるイベリア星6紹介②

サムネ提供:レンリネ様


 始めに。


 こんにちは、イベリア・エーギル交流会の藍繕なつきです。



 この記事はイベリア陣営・出身縛りにおける各オペレーターの性能紹介記事となります。イベリア縛りにおける星6キャラ4人を計4回に分けてご紹介します。


 最初の記事、イベリア攻略の魅力紹介をまだご覧になっていない方は、ぜひ下記リンク先からご覧ください。

 
 イベリア縛りにおいても星6の存在は大きいです。この4人を軸にして陣形を組み立てることが多いので、初心者の方はまず星6から育てるというのも良い選択だと思います。

 では、早速2人目を見ていきましょう。


【アイリーニ紹介】



育成優先度 A+
初心者おすすめ度 B-
性能ポテンシャル S

(上記評価はイベリア部隊内における評価であり、必ずしもアークナイツというゲーム全体における評価ではありません。また評価は僕の主観によるものであり、必ずしも正しいものではないことをご了承ください)


* 瞬発力に特化した決戦火力
* 攻撃回数を稼ぐ必要性
* スキル未発動時の敵に注意


 アイリーニに対して皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか。僕の中での印象はこうです。「優等生であり問題児」

 優等生の意味は、スキルで困難な局面を打破してくれる解決力の高さを指します。アイリーニと言えばスキル3。〝判決〟の価値は広く知られているのでは無いでしょうか。

 そして問題児の意味。それはアイリーニの扱いの難しさを指しています。スキル発動までの間をどう凌ぐかということについて、かなり頭を悩まされるキャラです。

 しかしスキル3の破壊力は唯一無二であり、確実にイベリア縛りのキーパーソンとなるのが彼女です。今回はそんな爆発力に特化したアイリーニについて見ていきましょう。


【アイリーニの使い方】


* 瞬発力に特化した決戦火力



 スキル説明文を引用します。説明文は特化3時点のものです。
 
 〝周囲の全ての地面にいる敵に攻撃力の300%の物理ダメージを与え、4秒間浮遊させる。その後素早く12回砲撃を行い、砲撃するたびにランダムな敵に攻撃力の250%の物理範囲ダメージを与える。〟(初期SP16、必要SP24。攻撃回復)

 このスキルに対する白wikiの説明文が分かりやすかったので、そのまま引用させて頂きます。

 「範囲内の敵全てにダメージを与えて浮遊させた後、最大12回の範囲攻撃を連射し、高速で敵を処理する。銃による攻撃は空中にいる敵も攻撃対象となりダメージも与えられる。最初の一撃は地面にいる敵のみが対象だが、攻撃範囲内にいるのが空中の敵しかいない場合でもスキルは発動できる。」

(アークナイツ攻略wiki https://arknights.wikiru.jp/?%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B


 上気スキルの強みを纏めてみます。

 * 12回の範囲攻撃である
 * 宙に浮かんでいる敵全員の防御を半減した状態で攻撃出来る


 この二点がスキルの非常に強いところです。
 ザコも強敵も一緒くたになったところを全員まとめて処理することすら可能です。このスキルの使い方がイベリア勢の攻略のカギを握ります。

 スキル3の使い方について、火力をちゃんと出す為にはいくつか注意点があります。

 1.12回の砲撃途中で、アイリーニの攻撃範囲に入った〝浮遊していない敵〟も攻撃対象になってしまう。

 2.敵の重量が重いと(重量4以上)浮遊時間が半減し(2秒)、12回分の攻撃途中で敵が地上ユニットに戻ってしまう。


 1の問題点ですが、アイリーニの攻撃範囲内に歩いて来た地上敵に、貴重な砲撃回数を消費させられてしまうのが問題です。

 本来浮遊している相手に火力を出したいはずなのに、追加の地上敵に火力を吸い取られてしまうのです。アイリーニの攻撃範囲内における攻撃対象はランダムなので、こういうことは往々にして起きます。地上ユニットに対しては防御半減の発動確率は100%ではなくなり、火力が落ちてしまいます。

 これに対する対処法として、追加の地上敵が攻撃範囲に入らないタイミングでスキル発動をするなどの工夫が必要になります。

 2の問題点については、12回の砲撃途中で敵が行動を再開してしまう点にあります。
 地上に降りた敵に対しては、防御半減の発動回数が減ってしまいます。結果としてスキルの途中から火力が落ちてしまうのです。その為、火力を出したい相手の重量も気にする必要があります。

危機契約#9、新約24等級。アイリーニはファーストトーカーとクローラーを同時攻撃。クローラーの重量は重い為にスキル途中で落下します。落下したクローラーは攻撃可能となり、クローラーの反撃ダメージでアイリーニは撤退します。


 厄介な敵ほど、重量が大きいことが多いです。そんな相手に対してはアイリーニの判決だけでは勝負を決めきれないことがあります。その時はイベリアの高台勢に削りを協力してもらいましょう。「やられる前に(敵を遅延して)やる」のがイベリアの高台勢の基本ですからね。

 スキル3について、気をつけるべきなのはスキル発動時だけではありません。スキルを貯めるのも難しい点に注意が要ります。

* 攻撃回数を稼ぐ必要性


 特化3でも発動に必要なSPは24。この24という数字がとにかく重いです。
 ソーンズと同程度の耐久力で、比較的打たれ弱いアイリーニが敵の攻撃に耐えながら攻撃回数を稼ぐ必要があります。基本的に医療の支援は必要と考えて良いでしょう。
 配置直後であれば初期SPが16なので8回の攻撃で済むのですが、それでも重めです。強敵が来るタイミングで発動できるように気を配りましょう。


 アイリーニの攻撃回数を稼ぐ方法として、イベリア攻略ではバインドも役立ちます。アイリーニの攻撃範囲に敵が入ったタイミングで、グラウコスやインディゴがバインドをかけて安全に攻撃回数を稼ぐというものです。

 エリジウムS2で減速をかけた相手を攻撃するのも良い手です。S2による防御力減少の効果も常時二回攻撃のアイリーニの火力を伸ばしてくれます。ただし敵を早く倒してスキル回復が足りないという現象には要注意。

 さらに凝った使い方となると、ウィーディの蓄水砲と組み合わせるなんてやり方もあります。

BlueXさんの危機契約#12、新約25等級。エリジウムの減速+蓄水砲でサルカズ傭兵を押し返し、傭兵の攻撃を受けずにスキルを貯める。

 彼女のスキルが発動できるようになるまでは、基本的に他のオペレーターとの連携を考えましょう。

* スキル未発動時の敵に注意


 スキルを発動していないときのアイリーニは二回攻撃で攻撃力が低めです。その為、重装兵に対してほとんどと言っていいほど通常攻撃が通りません。

 重装に攻撃を吸われると攻撃回数は稼げますが、ブロックした敵を処理できずにブロック漏れを起こしたり、敵の攻撃に耐え切れずにアイリーニが落ちたりすることも多々あります。スキル未発動時は、アイリーニが倒しきれない相手を彼女にぶつけないように気を配りましょう。


 ここまで見てきた中で、〝優等生であり問題児〟であるという僕の評価の言わんとしているところが伝わったのではないでしょうか。

 スキルは非常に強力ですが、発動タイミングや発動する相手に注意する必要があるだけでなく、スキルを貯めるのにも結構注意が要ります。

 ですが、判決の破壊力は唯一無二であり、確実にイベリア縛りの攻略の要となるスキルです。上手い事使いこなしていきましょう。

 イベリア縛りをされている方は皆、アイリーニのスキルの使い方が上手いです。色々な方の運用例を見ていくのも勉強になるかと思います。

【スキル特化優先度について】


 アイリーニを使うならとにかくスキル3を特化3にしましょう。他のスキルはとりあえず考えなくて良いです。

【モジュール評価】

(重要度を☆最大5つで評価)

 モジュール装備    ☆☆☆☆☆
 level2     ☆☆☆
 level3     ☆☆☆


 まず装備した時の敵防御70無視が強いです。
 モジュール強化については効果が物足りないと仰る方もいますが、私はそれなりに強いと思います。アイリーニの素の攻撃力を高くすることはスキル火力の為に大事です。

 しかし、プレイヤーによっては敢えてモジュールレベルを上げずにアイリーニの攻撃力を抑え、攻撃回数を稼げるようにしておくという方もいます。モジュールのレベル上げはプレイヤーの好みかもしれません。

【上級者向けの余談】


* アイリーニの攻撃力問題


 アイリーニの攻撃力は高い方が良いのか。低い方が良いのか。
 この問いは、特に危機契約を攻略している際に出てきます。
 危機契約には味方の攻撃力減衰、そして敵の防御力上昇という契約がよくあります。これらの契約の取得を考えている際によく出てくる問いです。

 先に結論を言いましょう。なんと攻撃力が高いとチャートが通らない時があります。その一方で、攻撃力が低いほど攻略全体が厳しいものとなります。よってケースバイケースです。

 どうして攻撃力が高いとチャートが成立しない事があるのか。そしてそもそも、なぜこんな問いが出てくるのでしょうか?

 その理由は二つあります。

 まず彼女が剣豪という職分に属しており、スキル回復のための攻撃回数がアイリーニの攻撃力に大きく左右されること。
 そして彼女の運用が、スキル発動の成否に大きく依存していることが原因です。

 危機契約#12の時に直面した、初動の犬問題について考えてみます。

左ルートは狂犬、そしてサルカズ傭兵、下からはリヴェンジャー系が流れて来ます。


 このマップでのアイリーニの配置場所としては概ね二か所が考えられました。右ルートと左ルートです。私は防御力の薄い敵が多い左ルートへの配置を選びました。

 左ルートは初動から犬が流れてきます。そして概ね3、4匹くらい流れたタイミングで、定期的に強敵のサルカズ傭兵が流れてきます。この傭兵が来るまでにスキルを貯めておきたい。

 そこで問題になるのが、強敵が来るまでにアイリーニは雑魚狩りでスキルを貯められるか?という問題です。

 下記三つの要因でアイリーニの攻撃回数が激変します。
 
 * 味方の攻撃力減衰をどこまで取るか?
 * 敵の防御力上昇を取るか?
 * 敵の体力増加をどこまで取るか?

 特に防御力上昇の効果、攻撃力減少の効果は大きいです。

 アイリーニの職分は剣豪であり、二回攻撃が常なのでたとえば敵の守備が200増えると、簡単に言えば通常攻撃でアイリーニが与えるダメージは400減ります。(実際にはモジュール効果で敵防御を70無視するので、初期防御が70未満の敵に対しては計算が異なります)

 通常攻撃が二回攻撃なので、防御力の上昇効果を二回分受けてしまうわけですね。

 攻撃力減少の効果についても同じです。通常攻撃が二回攻撃なので、減少分の影響をかなり受けてしまいます。その影響は敵の防御力が大きいほど大きいです。

 そして、スキル3を貯めるのに必要な攻撃回数は24です。
 雑魚敵を倒して強敵が来るまでの間に、アイリーニは24回攻撃できるのか?これが大きな問題になってきます。

 先ほどの例に翻って考えてみれば、攻撃力が高いと雑魚敵の犬を簡単に倒してしまい、強敵のサルカズ傭兵が来るまでに攻撃回数を稼げません。傭兵に殴られて簡単にやられてしまいます。

 しかし、アイリーニの攻撃力を下げてしまうと逆に犬を倒しきれずにブロック漏れを起こしてしまいます。犬に噛まれてやられることすらあり得ます。

 また、攻撃力を下げすぎるとサルカズ傭兵を一度のスキル発動で倒せません。アイリーニのスキル3はアイリーニの基礎攻撃力の大きさにかなり依存しており、攻撃力低下による火力減衰は非常に大きいです。


 ここまで見てきて、アイリーニの扱いの難しさが分かったでしょうか。

 彼女がスキルを発動しないと強敵を倒せない。
 しかしスキル発動をする為に必要な攻撃回数は、彼女の攻撃力が大きいと稼げない場面が存在する。

 攻撃回数と攻撃力の間にあるジレンマこそが、彼女の扱いが非常に難しくなっている原因だと思います。

 先ほどの例で、アイリーニのスキル回復がサルカズ傭兵到来までに間に合わないとなった時、私が選んだのはアイリーニのスキル2でした。

* スキル2について


 アイリーニのスキル2については、紹介するかどうか少し悩みました。なぜなら使用例がほとんど無いからです。

 私が危機契約で二回使用したものと、そのチャートを改良してくださったBlueXさんの動画でしか見た事がありません。

 そして、私自身もアイリーニスキル2を採用する事自体をあまり強い選択だと思っていません。アイリーニ自身の爆発力を捨てる選択になるのですから。

 しかし、イベリア縛りにおいてはスキル2も活躍の出番があると私は思っています。なぜならスキル2の好相性となるアズリウスがいるからです。

 ここではスキル2の刺さる場面と、その使い方をご紹介します。

危機契約#11、新約28等級。逃げるゴースト兵を浮遊で固定、高台火力で殲滅します。下から来るインストラクターも浮遊させて処理。


 スキル2はマルチロックスキル。最大6体の敵に攻撃を加え、重量3以下の敵を4秒浮遊させます(特化3時点)。

 浮かせられる敵の攻撃をキャンセルし、複数の敵を行動不能に出来るのがこのスキルの良いところです。二回までチャージが可能で、小回りが利くのも良いところ。必要SPは特化3で8。


 しかし、このスキルの最大の欠点は、〝浮遊している敵にアイリーニ自身は攻撃できない〟という点にあります。あくまで敵の行動抑制が出来るのみであり、浮遊している敵への火力は別途用意する必要があります。

 ここで好相性となるのがアズリウスです。



 アズリウスは対空優先を持ち、浮遊した敵は飛行ユニットと同じ扱いになるので浮遊した敵を優先して狙ってくれます。

 さらにアズリウスのスキルはどちらもマルチロックであり、浮いた複数の敵に同時に火力を入れてくれます。4秒の浮遊時間中に効率的に火力を入れてくれる、好相性と言っていいでしょう。

危機契約#12、新約24等級。サルカズ傭兵とヴェンデッタを浮かし、アズリウスのマルチロックで傭兵、ヴェンデッタ、犬を攻撃します。この場合の止めはウィーディのLN2キャノン。

 ただし、このコンボにも勿論問題点はあります。

 第一に、重さが4以上の敵は浮遊しないので、重さが3以下の敵を主な対象とすることになります。
 スキル3と違ってスキル2では重量4以上の敵は全く浮遊しません。この違いに気を付けましょう。

 第二に、アズリウスもアイリーニも手数で火力を稼ぐタイプであり、高防御の相手に火力を入れる事は難しい事です。火力を入れる敵を選びましょう。
 もしくは、浮遊中に術火力を入れられるグラウコスにインディゴ、あるいは超火力のアンドレアナに火力役を担ってもらいましょう。

 上記二点の問題がある事を踏まえた上で、アイリーニS2の出番がある場面を考えてみると、軽い敵が頻繁に流れてくるレーンでラッシュ対応として使うという使い方になると思います。

 先ほど挙げた二つの例についてですが、強敵である鋼のインストラクターとサルカズ傭兵も雑魚敵と一緒に流れてきます。しかしその二体とも重量が3以下である為にスキル2がその効果を発揮できています。強敵が流れてくるレーンでも、その強敵の重量によってはスキル2で対応できることを覚えておきましょう。

 ちなみに、危機契約#11でインストラクターと一緒に流れてくる水兵長は重量4なので別途対応しています。

(潜在上げの評価)

 3凸目の攻撃力上昇の効果が大きいと思います。
 剣豪という職分であり、通常攻撃が二回攻撃である上にスキル火力も基礎攻撃力が大事になってくるので影響は大きいです。

 ただし、先述した通りアイリーニの攻撃力は大きいとスキル回復が間に合わない場面もあるので、プレイヤーによっては潜在上げを望まない方もいるかもしれません。一長一短であることは覚えておきましょう。

 終わりに。


 以上でアイリーニの紹介を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

 来週末にはウィーディの紹介を行います。この下にリンクを貼りますので、良ければ読んでくださいまし。


 ウィーディ紹介記事


 また、私の所属しているイベリア・エーギル交流会では随時メンバーを募集中です!推しの雑談をしたい方、ガチ攻略の報告をしたい方、歓迎です。
 
 ぜひ、下記リンク先からディスコードの様子を覗きに来てください。

 

 書いてる人の自己紹介


 藍繕なつき

 限界イベリアオタク。最推しはアズリウス。
 基本は危機契約専門でやってます。たまに海の小塔を立てるかも。


 危機契約の記録

 ♯9  旧約20等級、新約24等級
 ♯10  旧約20等級、新約24等級
 ♯11  旧約24等級、新約28等級
(イベリア星五のみ五人、旧約22等級)
 ♯12  旧約20等級、新約24等級(焔と鋼)


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