迷惑客にからまれました

こんにちは。夕凪志織です。

私は某ドラッグストアで働いているのですが、先週3月20日、二人組の男性客にからまれました。ひとりは50代くらいの坊主頭で太った背の高い男性、もうひとりは30代くらいの痩せ型の男性。

お昼休憩を取ろうとバックヤードに入ろうとしたところ「なぁ、店員!ちょっとええか」と50代ぐらいの男性から声をかけられ、左の二の腕をガッシリ掴まれました。

そして、いきなり「アンタの喋り方、媚を売ってるみたいで気に入らんわ。表情も暗いしよ。なんやねんその顔、ホンマに嫌いやわ」と言われました。

私は何に対して怒られているのか、ワケも分からず頭が真っ白になりました。とりあえず、お客様を怒らせてしまったので必死に謝りましたが、怒りが収まる様子はありません。

私にとって接客とは、「いかにお客様を怒らせずに帰って頂くか」それだけです。接客業をしている方からすれば、まちがっていると言われると思いますが、私にとっては、お客様全員が悪魔です。

どんなに優しそうな人もいつ怒鳴ってくるか分かりません。お客様は私を奴隷、傷つけようと、どんな扱いをしようと許されるオモチャ以下として見ているのであろうと、毎日ビクビクしながら働いています。まるでそれを見透かされたようで驚きました。

男性に怒られながら考えていたのは、顔をけなされたこと。普通の顔に産んでくれたのに、暗い表情ばかりして、こんな顔になってしまい両親に申し訳ない気持ちでかなりのショックをうけました。

怒鳴られ続け、私が涙を流しているのを見た男性は、気分を良くしたのか次第に声を荒げ、「アンタ、どこに住んでんねん!この辺か?泣いとらんとなんか言えや!」と怒鳴りはじめ、「生理用品どれ使ってんねん。ぶっちゃけ何カップな?」と答えられないことばかり言われ続けました。その間、二の腕を揉まれながら。今だに感覚が残っていて気持ち悪いです。連れの男性は下を向いて笑いをこらえているように見えました。

最終的に「そこに車停めてるから乗れや!」と腕を引っぱられ連れて行かれそうになりました。

ふと、私の二の腕を揉んでいた男性の股間が膨らんでいるのが目に入り、私は恐怖で足が震え、声も出せず謝ることすらできません。

この状況が収まるなら、車に乗って男性に許して頂けるならそうしよう、むしろ早く車に乗せて下さいという気になりました。思考停止状態です。
周りで見ていたお客様も、「お客様である男性を怒らせたこの店員が悪い」としか見えていなかったと思います。逆の立ち場なら私もそう思うでしょうし、怖くて助けてあげられないです。

運良く店長が休憩から戻ってきて「警察呼びますよ」と話をつけてくださり、事なきを得ました。男性は「コイツが悪いねん」の一点張りでした。

連れて行かれていたらどうなっていたか、冷静に考えるととても怖いです。帰宅するときも待ち伏せされていないか怖くて仕方ありませんでした。次の日もカーテンを開けられない状態でした。暗い部屋でその出来事を思い出して、呆然としているしかありませんでした。

見ていないと思いますが、迷惑客の方に言いたいのは「性欲は満たされましたでしょうか、私に暴言を浴びせ泣かせて、さぞかし楽しかったのでしょうね、いい気分だったでしょうね」です。強そうな人にも同じことができるのか聞いてみたいです。もう二度と会いたくありませんが。

男性にとっては幸せな時間だったと思います。私はこの男性ふたりが今ごろ笑っているかと思うと悔しくてなりません。強くなりたいです。

こんなことは、一度や二度ではなく、私はあらゆる人から利用され、上司からストレスのはけ口や、見せしめに使われてきました。一度、パワハラ相談窓口に相談したことがあり、謝罪をしてもらったことがあります。加害者が言うには、「コイツなら何をしてもいいと思った」と言われ愕然としたことがあります。ずっと落ち込んでいると、別の上司から「いつまでもウジウジするな。謝ってたやないか」「トラウマなんか存在しない。なぜなら、地震やら事故で家族を亡くしても皆生きてるやろ。早く仕事せぇ」と言われました。精神的に強い人、加害者はごめんで済むかと思いますが、被害者は一生心に傷を負います。私が弱いからかもしれませんが……。他人の気持ちが分からない人ばかりの会社で働くのはムリ、このとき鬱病を患ったのをきっかけに仕事を辞めました。

人に嫌がらせをする人はなんのために存在するのでしょう。そういう人同士でやりあえばいいと思うのですが……。

5日間休みを頂き明日から復帰です。本当は誰にも会いたくありません。人が怖いです。収入がなくなると生活できなくなるので頑張ります。明日は何もないことを祈ります。

自分が書いている小説で主人公をいじめると、同じことが私の身にふりかかってくる気がします。もう執筆をやめようかなぁ……。

そう思っていましたが、よく考えると小説を書くのに良いネタが増えました。それに私にはこれしかありません。嫌がらせをする人をやっつけて更生してくれる、弱者の気持ちがわかって頂ける話を書き続けたいです。

今日まで小説どころではありませんでしたが、この悔しさをバネに、絶対に有名になって見返したいです。



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