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探究学習【調査の進め方】

これまで特に探究関連の記事は頻度が少ない代わりに長々書いていましたね。

というわけで今後は少し頻度を上げる代わりに、1つ1つのボリュームを落とそうかなと。

調べ始める前に

1. 調べることは明確?
2. 仮説(予測)を自分なりに持ってる?
3. キーワードは何?

特に1つ目が最も大事です

とりあえず漠然と決めたテーマをそのままGoogleの検索欄にぶち込もうとしていませんか?

悪いとは思いませんし、それで具体的なイメージを掴むこともできるのでやめろとは申しません。

テーマをそのまま検索欄にぶち込む行為には、流されやすくなってしまうという無視できないデメリットがあります。


例えが悪いのは否めませんが、仕事による年収差を調べたいて、
「仕事 収入 順位」
と検索するとします。

おそらく上位に広告で
「これをやったら年収2倍!たった1日5分これをするだけで!」
出てくることでしょう。

ここでしっかり具体的に調べる項目がわかっていないと、この広告に流されるかと思います。


ここでは敢えて「調べたいこと」と「それ以外」の二項対立を例に持ってきました。
伝えたいメッセージとしては、自分で何を調べるのかを明確にしてから検索欄にぶち込みましょうということです。

加えて今後、なにかしらの統計書類や白書を見ていく人は、キーワードをしっかり把握しておくことも必要です。

特に膨大な量の文章を読み始めると、付随情報に引っ張られるのは往々にしてある話です。だからこそ、自分が着目するべきキーワードには目星を付けておきましょう。

調べの進め方

おすすめは専門家が書いている記事や、各省庁等のお役所が出している白書や指針表明をしている文書類、関連する団体があればNPOやNGOのサイトは有用です。

特に社会(科)学や社会問題を扱う場合、強引にでもお役所出版の文章は持ってくるべきです。

加えて、どこの分野にも言えることが学術論文を読もうということです。

https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja

今の時代は簡単に論文にアクセスができます。
特に GoogleScholar はおすすめです。

使い方は東大図書館が公開してくれています

https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/sites/default/files/database/manual/GoogleScholar_guide.pdf

ただし皆様方、長大な論文を端から端まで読んでいる暇はないですよね?

そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのがこちら。

ChatGPT の PDF版です。

ここにPDFをぶち込むと、対話形式で質問ができ、そのPDFの内容を確かめることができます。

英語はある程度辞書を用いれば読解できるのに対して、中国語や韓国語など知識が皆無な言語の国の、1人では絶対解読のできない論文が、このツールのお陰で部分的に理解ができています。

些細なアドバイス

読んだ論文や、見たウェブサイトをメモっておくことを強く推奨します。

ドキュメントやキープに軽くURLをペーストしておくだけでも、後々の楽さが段違いです。

一見、読んだときに関係ないなと思ったコンテンツこそ、あとからそこに記載されている情報を欲するものです。

個人的には見たサイト(読んだ論文)のURLと一緒に、日付を入れておくことも大事かなと思います。
参考になれば。

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