こたつ

気持ち良い木陰を見つけると、手持ちのチェアで読書を始める京都市左京区在住のおじさん。猫…

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気持ち良い木陰を見つけると、手持ちのチェアで読書を始める京都市左京区在住のおじさん。猫、鴨、柴犬、銭湯、本、ポテチ、チェアリング、デイキャンプ、ドビュッシー、KAN、ビリージョエル、お笑い、イタリア、料理、水をこよなく愛す。ささやかな日々の愉しみについて綴ります。

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  • 自己紹介

    自己紹介を含む記事です。

  • ちょこっと遠出

    旅とまでいかないけれど、ちょっとだけ遠出した時のお話をまとめました。 一応観光としてもおすすめしているつもりなので参考にして頂けると幸いです。 気が向いたら今度の週末に是非お出かけください。

  • 本日も鴨川日和

    高野川や鴨川を中心に、散歩した時の出来事やチェアリングをしながら考えたことを綴ったものを纏めています。

最近の記事

#31 5月の木陰に柔らかな風が吹き抜ける

2024年5月11日。 毎年この時期になるとバラを見に出掛ける。 東京に住んでいた頃は、主に調布市の神代植物公園ばら園に行っていた。すぐ隣が深大寺という落ち着いた環境。バラ園自体は噴水のある沈床庭園で、じっくり鑑賞するのに重宝していた。 京都に戻ってからは、近場では京都府立植物園、少し離れたところで吹田の万博記念公園にお邪魔させてもらっている。 そんな中、1番長い付き合いなのが神戸市の須磨離宮公園で、正確にはわからないが、20年くらい前に初めて訪れてから、東京で過ごした期間

    • #30 あの彼にもう一度会いたい

      2024年5月5日。 この日も連れ合いを誘い、いつものように鴨川縁の木陰で読書チェアリングをした。 そのまま夕刻まで過ごすと、スーパーを2軒ハシゴしつつ、2時間くらいかけてゆっくり歩いて帰った。 我々の両手はスーパーで買った食料品と荷物で塞がっていた。 帰宅すると真っ先に、買ってきた食料品を冷蔵庫に詰め込もうと台所に向かった。 その時、一緒に帰宅した連れ合いが「ぎゃっ!」と小さく悲鳴をあげた。 「……!!」 悲鳴をあげたきり固まり、続く言葉が出てこない。 「どうしたん

      • #29 無計画日帰り敦賀旅

        2024年5月4日。 GW後半戦2日目。 昨夜のAFC U23アジアカップ決勝戦の日本代表vsウズベキスタン代表の勝負の行方を見届けると、高揚していたのか、床に就くのが午前3時半を回ってしまった。 これで明日はきっと11時以降の起床になるだろう。 半ば諦めムードで目覚ましもかけずに寝入ったが、どういうわけか6時半に目が覚めてしまった。 二度寝を試みるが、眠れない。 仕方なく顔を洗って歯を磨いて、挿し木用にペットボトルに差しっぱなしの#25の啓翁桜※の水を変えたり、鉢植えの

        • #28 GW後半戦の幕が切って落とされた

          2024年5月3日。 やった!GW後半戦4連休の始まりだ。(前半戦の3連休は何をしていたんだっけ。恐ろしいほどに何も覚えていない) 連休中の楽しみといえば、AFC U23アジアカップ決勝戦の日本代表vsウズベキスタン代表とボクシング4大世界戦の井上尚弥vsルイス・ネリくらいで予定は何もない。 とりあえず図書館のマイページを開いたら、先日予約した原田マハさんの『異邦人』が取り寄せ中から貸出可能になっていた。 外出する口実が出来たとばかりに家を出て図書館で本を2冊借りた。原田マ

        #31 5月の木陰に柔らかな風が吹き抜ける

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          10本

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          #27 福田平八郎展にて己が記憶のいい加減さに震撼する

          2024年4月7日、久しぶりに大阪へ出掛けた。 京都に住んでいると、大抵のことが京都で事足りてしまい、京都から出てどこかへ行くのが億劫になってしまう。 それでも海が見たくなれば福井や兵庫に行くことはあるし、湖に癒しを求め滋賀に行くこともある。不意に史跡に触れたくなって奈良に行くことだってある。 しかし、大阪に行くのは本当に稀だ。 大阪でも泉州地方に野菜を買いに行くことはあるが、所謂、大阪都市圏に出向くのは極端に少ない。 私の生活が都会を必要としていないのだ。 物に執着がな

          #27 福田平八郎展にて己が記憶のいい加減さに震撼する

          #26 伏見港公園で観桜

          2024年4月6日。 昨年鴨川縁で行った花見が素晴らしかったので、今年も同じ場所でと思っていたが、自転車に跨るなり「……痛っ!」という表情になる連れ合い。 自転車のペダルを漕ぐ動きは、まだまだ膝に大きな負担がかかるらしい。 急遽行き先の変更を考える。 やはり車で行けるところにした方が良さそうだ。 背割堤は人でごった返して酷い渋滞のはず。哲学の道はお弁当を広げる場所がない。京都御苑は何だか芸がない……。(いいところですよ!) 暫く逡巡して絞り出したのは、伏見港公園。 以前にど

          #26 伏見港公園で観桜

          #25 お花見シーズン到来

          誕生日の翌日、家に帰ると啓翁桜の切り花が玄関の花瓶に挿してあった。 連れ合いが飾ってくれたものだ。 近所の花屋で購入したこの桜。約2週間咲き続け、三週目に突入した今も花を残している。 すっかり葉桜になってしまったが、新緑が瑞々しく棄てるのを躊躇う。 挿し木してみようか。ネットの情報によると桜の挿し木は比較的簡単で初心者向けらしい。私にもできるだろうか。 2024年4月2日。 仕事を終えると連れ合いと合流し、円山公園へ花見に出掛けた。 花見シーズンになると、平日は仕事後

          #25 お花見シーズン到来

          #24 村上春樹さんがかつて猫を棄てた御前浜公園(香櫨園浜)でチェアリング、そして須田国太郎展を見て父と子を思う

          2024年3月16日。 兵庫県西宮市へ出かけました。 先達ての連れ合いの膝の手術からまだ日も浅く、彼女の膝になるべく負担をかけずに気晴らしに出かけられる場所がないかとGoogleマップと睨めっこをし、探し当てたのが西宮でした。 西宮市大谷記念美術館で美術鑑賞の後に御前浜公園(香櫨園浜)で海を眺めながらチェアリング。 両所とも駐車場が近いところが素晴らしい。 まずは西宮市大谷記念美術館で『須田国太郎の芸術ー三つのまなざし—』展を鑑賞しました。 西宮市大谷記念美術館を訪れるの

          #24 村上春樹さんがかつて猫を棄てた御前浜公園(香櫨園浜)でチェアリング、そして須田国太郎展を見て父と子を思う

          #23 二重虹と大原三千院の初午大根焚き

          2024年2月10日。 琵琶湖畔、近江今津辺りを車で走っていると虹の尻尾を見つけた。 そのまま追いかけると、ちょうどマキノサニービーチ高木浜オートキャンプ場で虹の全容を見ることができた。 動画を見て頂ければ、うっすらと二重虹であることを確認して頂けると思う。 遮るものなく大パノラマで虹を見るのは久しぶりな気がする。 何か良いことでもあればいいなと眼前で輝く虹を眺めながら思った。 翌11日。 大原三千院へ行った。 目的は初午大根焚き。 大原の畑で有機栽培されたお大根を

          #23 二重虹と大原三千院の初午大根焚き

          #22 なんだかんだで思い出に残るのはこういう食事なのかもしれない

          2024年2月2日、3日。一泊旅行をしてきました。 旅程は、「姫路城〜有馬温泉(一泊)〜神戸」というもの。 結婚してこのかた、実は義父母と旅行に出掛けたことがなく、かねてより「どこか行きたいね」とお声がけを頂いていたものの、なかなか実行に移すことができなかったのですが、今回ようやく実現することになりました。 いずれは北海道とか九州とか台湾とか、遠くに行きたいと目論んでいるのですが、まずは疲れが出ない程度に近場で練習ということで、「姫路城見学、有馬温泉で湯船と食事、神戸に立ち

          #22 なんだかんだで思い出に残るのはこういう食事なのかもしれない

          #21 東四つ木の思い出〜追憶の中の高橋陽一先生

          物心がついてから小学4年まで、東京の葛飾区、東四つ木という地域で育ちました。 私にとっての原風景って何だろうと考えると、この幼少期に過ごした東四つ木の街並みや遊んだ場所がそれに当たるのだろう。 父の原付に乗せられて行った立石のアーケード街や渋江公園。学校行事で凧上げをした柴又の江戸川河川敷。猛スピードで電車が駆け抜ける新小岩駅。幼稚園の送迎バスを待った平和橋。路地に入れば町工場だらけで同級生も工場の子が多かった。荒川や中川に囲まれた海抜0メートル地帯にはしょっちゅう光化学ス

          #21 東四つ木の思い出〜追憶の中の高橋陽一先生

          #20 私がnoteをはじめた理由

          noteを始めて今回で20回目の投稿になります。 昨年8月の初回の投稿から、月に2〜5本程度、無理のないペースで更新しています。 投稿内容は、日々の些細な事柄から愉しみを見つけ、感じたことを書き記すというスタイルで、読み手にしてみたら自己紹介も不十分な得体の知れない中年男の他愛のない独白に過ぎません。 それでも目を向けてくださる方や、時にはコメントやフォローをしてくださる方がいて、大変嬉しく思っています。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 いつも見に来てくださり本当にありが

          #20 私がnoteをはじめた理由

          #19 新年のご挨拶〜2024

          遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 年始から地震、火災、航空機事故などが続いて、大変な年明けとなりました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。 私の住む京都は多少の揺れはあったものの、特に変わりなく過ごせております。こうして普通に過ごせていることに改めて感謝です。 今年の始まり やっぱり鴨川とお笑いのチカラは 偉大だと思った ここ数年の年末年始の過ごし方は、「年越し番組をザッピングしながら夕食に年越しそばを頂いて、ゆく年くる年でカウントダウンを見届け

          #19 新年のご挨拶〜2024

          #18 My Favourite Christmas Songs

          12月に入るとラジオから様々なクリスマスソングが流れてきます。 それらを車中や職場で耳にすると、「あゝ、今年も年末がやってきた」と師走を実感します。 ざっと思い浮かんだものを挙げるとこんな感じ。 恋人との恋愛の悲喜交々だったり、平和を願ったり、純粋にクリスマスを祝ったり、クリスマスの情景を歌った素敵な曲ばかり。どれもクリスマスソングの定番曲です。 (余談ですが、『白い恋人達』が最近と思っているところが、自分も歳をとったと実感します。と、ここまで書いて、あ!いいのあったじゃ

          #18 My Favourite Christmas Songs

          #17 京都ハンナリーズのポスターがかっこいい

          街歩きでたまに見かける京都ハンナリーズの2024年のキービジュアルポスター。 なんか、カッコイイ気がする! 『THE FIRST SLAM DUNK』やワールドカップでの躍進で、空前のバスケブーム。Bリーグの各チームはプロモーション活動にお金をかけられるようになったのでしょうか、ポスターデザインの質も一昔前より確実に上がっているような気がします。 京都ハンナリーズの2023-24のスローガンは『共に、登る。』。 「京都ハンナリーズに1秒でもかかわる全ての皆様に夢と感動を

          #17 京都ハンナリーズのポスターがかっこいい

          #16 散歩ついでに黒谷の竹内栖鳳先生に逢いに行く

          2023年11月19日。 真正極楽寺(真如堂)の脇道を南へ、黒谷の金戒光明寺へ抜ける道を行くと、鳥羽・伏見の戦いで戦死した会津藩士の菩提を弔うお墓や、京都の著名人が眠る広大な墓地が広がっている。 ひっそりとしていて、観光客は殆ど立ち入らない。 墓地をこのように表現するのは少し憚られるが、真如堂から岡崎へ抜けるこの道は、とっておきの散歩道。 特に黒谷の高台にある文殊塔(三重塔)から真っ直ぐ降りる階段からは京都の街を見渡すことができ、高台を吹き抜ける風に頬を撫でられながら、京

          #16 散歩ついでに黒谷の竹内栖鳳先生に逢いに行く