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「増える大人のADHD」に震える

本日は、気になった記事をご紹介します。近年は大人のADHD(注意欠如・多動症)の方が増えており、後天的な要因としてスマートフォンなどのデジタルメディアの多用が要因の一つと考えられている、としたものです。元記事は末尾に記載。抜粋した内容は下記。

日本を含む世界の研究を分析した学術誌「Jornal of Global Health」の論文によると、2020年にADHDを抱える大人は6.8%近くにのぼり、米国では2003年の4.4%から約2.4ポイント上昇した(編注:2011年の厚労省の報告によると、日本における成人期のADHDの有病率は2.09%)。
(中略)
2018年7月17日付けで学術誌「Journal of the American Medical Association」に掲載された研究によると、ソーシャルメディア、ゲーム、テキストメッセージ、映画・音楽・テレビのストリーミングといったデジタルメディアを頻繁に使うと、ADHDの症状の発症リスクを約10%増加させるという。

National Geographic

1/18にNational Geographicから発表された記事ですが、身近な問題のためかアクセス数も多く、関心の高さが伺えます。私自身、一瞬でも隙間があると、ついスマホを見たり、Youtubeを見たり、客観的に見て中毒状態。若年層のスマホ依存は前から話題になってますが、大人も同じ問題を抱えてますね。改めてデジタルメディアの使い方を考えようと感じた次第です。

私がもう一歩踏み込んで考えたのは「なぜデジタルメディアが槍玉に上がるのか。なぜ読書や勉強は問題ないのか」です。デジタルであることが問題なら、例えばKindleで読書するのは問題があるのか。集中し過ぎるのがダメなら、紙の読書や勉強でも問題ありそう。動画がダメなら、映画もダメ? 元の論文には正確に書かれているかもしれませんが、記事には細かな話が書かれていません。

ヒントになりそうな説明は、記事内で精神科医の方が語る「現代人はマルチタスクを強いられ、絶え間ないデジタルメディアの刺激にさらされ」ている、という指摘。つまり、私たちの脳が処理できるスピードを越えて、大量かつ雑多なデータを、半ば一方的に流し込んでくるメディアが発症の引き金になりうる、と理解しました。テレビの長時間視聴も同じ問題があるかもしれませんね。

上記を踏まえ、私の考えるデジタルメディアとの付き合い方は下記の通り。これらを意識しながら、自身の習慣へ取り込みます。

  1. スマホを触ること自体は悪ではない

    • 今の生活で、スマホは避けて通れない。。スマホを責めないであげてください。

  2. さまざまな情報をザッピングする見方は控えめに

    • ザッピング=リモコンでチャンネルを頻繁に切り替えながら視聴する行為。YoutubeやTiktok等はエンドレスで動画を勧めてきますが、動画は特に情報量も多く、恐らく典型的にダメなケース。ダラダラ見るのは避ける。

  3. じっくり理解しながら情報を取り入れるのは問題なし

    • 自分のペースでデジタルメディアに接するのであれば、読書や勉強と同じ、と理解。ただし、自分のペースのつもりでレコメンドされたサイトを周回していると、テキストベースでも脳がパンクしそうなのでほどほどに。あくまで自分のペースで、必要な情報に集中する。

中毒状態だと、自身をコントロールするのはとても難しいですよね。少しずつ改善を図ります。noteを書くためにスマホを触るのは、情報をアウトプットする時間なので問題ないと言い訳しておきます。。皆さんもデジタルとは良いお付き合いを!


最後までお読みいただき、ありがとうございます!少しずつ想いを残していければ、と思います。またお越しください。