苦手な(嫌いな)ことを1人でさせない
苦手なことや嫌なことを後回しにする子供たちは多いですよね。と、いうかほとんどですよね。
大人であっても、そのときの気分や体調によって後回しにすることもあるかと思います。
保護者の方と面談をしているなかで、
宿題をやってきていない、忘れてくることが多い子供たちのご家庭での様子をお聞きすると、
保護者の方の反応のほとんどが、
「やるように伝えても、全然やらなくて」
「反抗的な態度に、いつもケンカになってしまって」
「どう言ったらやってくれるのか分からない」
と、言葉はかけているのに、なかなかできていない状況で困っている様子でした。
どうして、学校ではできているのに、家ではできないのか
色々な原因があるかと思います。
●家は安心できる場所だから
●家庭学習の誘惑になるものが多いから
●時間の縛りが少ないから
●「嫌だ」と、言いやすいから
●学習は面倒だし、嫌いだから
など、これ以外もありますが、だいたいこのような理由だと思います。
学校では、ある程度制限があって、取り組みやすい環境にあるので、学習を進めることができます。
その中でも、学習に取り組みやすい1番の要因は、
『みんな学習をしている環境だから』
だと、思っています。
いくら、学習するようにと、言葉で言われても、1人でやるのは難しいと思います。
おそらく、ご家庭でも、
「宿題やりなさい」
と言った後、お子様が1人になることが多いのではないでしょうか?
ですから、苦手なことや嫌なことを1人でやらない環境をつくることが大切だと思います。
お家の方とマンツーマンで宿題をやろうとすると、抵抗感が強いお子様もいらっしゃると思うので、宿題を見ようとしなくても構いません。
ただ隣にいることが大切で、作業やお仕事(なるべくスマホやタブレットなどの子供たちが興味を示さないもの)をして、何かに取り組んでいる時間を共有するとよいと考えます。
子供たちの中には、1人で苦手なこと、嫌いなことをするのに抵抗感が強い子がいます。
その抵抗感を和らげるスタートとして、
苦手なこと、嫌いなことをしている時間を共有することから始めるのはとても重要に感じます。
抵抗感がなくなってきたら、少しずつ離れていき、習慣化できるような支援をしていくと、スムーズに苦手なことにも、取り組めるようになってくると思います。
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