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私の「みそぎ」 その1

70歳からの「みそぎ」にも終息の時期が見えて来た。
今 最も大切な事は、若気の至り的な失敗を2度としない
真理に基づいて毎日を生きる事。

人間って、こんな当たり前の事も簡単に成し遂げる事は出来ないのですね!
成功したい。
皆より良い生活がしたい。
モテたい。
お金持ちになりたい。
良い家、車を買いたい。

そこで本来なら手段の善し悪しが問われるべきなのに、私も若い頃は、質よりも、より手っ取り早く、楽な方法を選んでいたかも知れない。
それによって、嫌な思いをした人は沢山いるのでしょう。

今、精神的にも安定した生活を手に入れるとそれが悔いとして残ります。
それが「みそぎ」の開始理由でした。

我が儘な人を見ると怒りより、貴方は損をしているよと、説く道を選べる様になった。

では、その1を思いつくまま、書いてみる。

今回は14回のヨーロッパ演奏旅行の礎を築いてくれたドイツ、ケルン近郊オプラーデンに住む、友達宅を訪問して、70歳以降の微妙な時期に、会えた事。

博士の称号を持つ御主人様も痴呆になってしまったが、その時は、とても素直な気持ちで相対する事が出来た。
彼がズボンを履かないで出て来た時も、皆で笑い合った
何故かとても嬉しかった。
肩書の無い人間として向かい合えたからだ。

その奥様は息子、御主人様を失ったが、お礼の行脚でお宅を訪問した帰りの列車の車窓から見えた、ホームで大泣きする、彼女の姿は、未だに脳裏から消える事はない。
法律を勉強して、とても立派になった息子は、家庭も持ったのに、自分の不甲斐なさ?を恥じて、自ら命を絶った。
あんなに優秀だったのに何故か?
学生時代、成績2番では許せなかったそうだ。
ご両親は悔しかったろう。
親より早く死ぬなんて駄目だよ!

いつも貴女を思っていますよ!

あんなに博識で強い彼女でも一人は寂しいよね!

私との事も最後だと感じての大泣きだったのだろう。

ドイツに行って本当に良かった!
貴女は一人じゃないよ!

拙い文ですが、溢れ出る思いを、人に伝えたいと願っています。日常にある小さな出来事ばかりですが、その視点により皆が幸せになれると嬉しいです。何より読んで欲しいと切望しています。宜しくお願いしますね!