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Happy End ~うなぎつなぎ心中~

あいのデジタル処女作品てやつ。

木綿の布なんかで空が飛べるかいってんだ
てやんでぃ!
とお思いかもしれませんが、そこはまぁ
空飛ぶ蛇もいるらしいので
滑空というイメージで一つ手を打ちませんか(笑)

「漢(おとこ)」と「妓(おんな)」の概念が先にあり、肉体の性別(凸と凹)に関係なく時が来たら自分自身でどちらとして生きるか決める世界。
そこに加えて「口にしたことが真実」という理を足してこの世界ができました。


他のブログではふざけているが、
ここではちょっと真面目に、
そして
あとがき等でも書かなかった側面から
解説してみようと思う。

「男女平等」が謳われる中で生きてきて、
釈然としない現実に「性」とは何ぞやと
考えるのは自然なことだった。

肉体的な性差、それだけでなく
「男は泣くな」「女は控えめに」とかいう概念など
環境によって作られていく性認識があって
それをバラしてつくった世界がこの物語です。

結局のところ性別の「らしさ」なんてものは
思い込みの部分が大きいんじゃないかなぁって思う。
「感情に流されない」部分を見て「男らしい」と思う人も居れば、
「女々しさ」具合を見て「男っぽいな」と感じる人も居るし
「控えめな」態度を見て「女らしい」とする人もいれば
「肝が据わってる」ほうが「女らしい」と思ってる人も居る。

福介は女の身体で細いんだけど男らしく振舞う・・・
ようでいて実は普通に女の人の行動だよね?
みたいにも取れるように描いたつもりです。
同じく、
笠姫も立派な体格なんだけど女らしく振舞う。
しかしその実、
結構男性的な動きをしていたりするという風に。

性別をあべこべにすることで
読者は「本当にコレは男性または女性の行動か?」と
いぶかしんで読む。
でも実際上記で述べたように
性の概念は結構揺れがあるので、
「違う」とも「そうだ」ともいえない心持ちで終わるのである。(笑)

私は「子孫繁栄のため生物は生きている」
という論があまり納得いってない部類の人間なので、
「性」ってなんなんかなぁ~?って思う次第です。

現代人的な変な思い込みがある気がしてる。

もっとこう単純に「楽しいから!」
みたいな理由の方がしっくり来る。
虫たちの集団お見合いパーリーや
超繁栄してたのに滅んだ種族に思いを馳せるとね・・・

楽しさのエネルギー爆発
それが生
子孫云々は置き土産というか副産物というか
メインではない
そんな気がするんだなぁ

みんなはどう思う?

本作はKindleインディーズマンガに
掲載してあるものを少し直して掲載しました。
Kindleにはあとがきも載せてあったと思うので
よかったらチェックしてみてね☆

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発した言葉に重きをおく世界で生きる。 大銀杏町と瓢町に暮らす人々の物語。

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