2回の妊娠の合間の体調の話

背景

息子死産後については、いろいろ遊んだことの方が記憶に残っていたので、それらについては書いたが、当時の身体の調子を書くことは少し前まで思いつかなかった。
つい最近ようやく妊娠前の身体に戻ってきた感覚があった。そこで息子死産後はどうだったか思い出してみた。特別悪いことはなかったが、色々あった。
これから先にまた妊娠することができるのか、それはいつになるのか、妊娠前の状態に戻ることができるのか、と自分の身体に対しての不安な気持ちがかなり強かった気がする。同じ思いの人は多いと思う。
今回は2回の妊娠の合間の体調がどうであったかを備忘も兼ねて書く。詳細を覚えていないので少しである。あくまで死産後の一例として捉えてほしい。

なお、遊んでいたこと等を書いているのはこちらの記事。

息子死産〜娘妊娠

悪露 (死産直後の通院時期)

分娩後4日間は安静時期である。私の場合は分娩前日から当日にかけてのみの入院だったので、その後は自宅のベッドの上でじっとしていた。しばらく湯船に入ることも禁止された。
子宮収縮剤は持病に良くないかもしれないと判断され、分娩した日にはもらわなかった。しばらく悪露が続いた。
ちなみに、以前、10年ほど紙ナプキンを使っていないと書いてしまったが、このときに久しぶりに使用していた。このあたりの記憶は思い出そうと思わない限り、無かったことのように生きてしまっているらしい。
分娩1週間後に産院で受診した。自覚はなかったが、まだ子宮の中から排出しきれていないということで、持病の調子も悪くないので子宮収縮剤を服用することになった。
持病が悪くなることはなかった。その後にたくさんの悪露が出た記憶はないので不思議だったのだが、次の1週間後の受診では子宮内がきれいになっており、産院で次の予約を取ることはなかった。湯船も解禁となった。

頻尿

息子死産後、特別体調が悪くなることはなかった。上記のリンクにあるとおり旅行に行ったり温泉に入ったり遊んだりしたが、問題はなかった。
唯一困っていたのがトイレが近くなったことだ。
旅行中にローカル線に乗った際、トイレに行けず、とても我慢したのを覚えている。途中駅で降りることも考えたが、一度でも降りたら次の電車が来るまで長時間何もないところで待つのが嫌だったのでかなり頑張った。
産後の旅行の際は交通手段に注意した方が良いかもしれない。ローカル線に限らず、飛行機も座席を立てない時間があることを考慮してこまめにトイレに行くことをおすすめする。
トイレの近い状況がいつまで続いたかは明確に覚えていないが、職場や通勤中に困った記憶がないので産後休暇が終わる頃には良くなっていたと思う。

生理周期の狂い(一度産院受診)

5週間で死産後初めての生理が来た。2回目までは妊娠前と同じだったが、その後、急に生理周期がおかしくなった。体調不良でないときの妊娠前はいつでも30±1日の範囲だったのが、死産後の2回目と3回目の間が40日もあいてしまった。
不安になり、息子を分娩した産院を受診した。卵巣の状態から無排卵周期だと言われた。無排卵の状態が続いたら、もう妊娠しないのではないかとさらに不安になった。
とりあえず、産院で勧められたとおりに基礎体温を測ってみた。正常であれば、一周期の間に低温の時期と高温の時期に排卵と生理開始を境に切り替わるらしい。私の体温グラフはガタガタしており、次の生理も38日間隔があいたので、このときも無排卵だったと思う。同じことを言われるだけだろうと思い、再度の受診はしなかった。

この時期、夜にあまり寝ることができなかった。寝られない原因はストレスだったと断言できる。夜になると息子のことが頭から離れず実の両親への数々の恨みを思い出して一睡もできない日もあった。このときは仕事復帰していたので、ますます身体に疲れが溜まっていたと思う。
そこでヤクルト1000を毎日飲んでみることにした。たまたまヤクルト1000が流行る前に始めたので確保することができ、運が良かった。少し寝られるようになって効果があったようだ。
その後すぐに基礎体温で低温期と高温期を確認できた。

最後に

上記はあくまで私の場合の話である。
寝不足が原因で無排卵になり、ヤクルト1000によって寝不足が解消され、排卵が復活したことが真実かどうかはわからない。
実は娘産後の最近まで、生理周期が同じように狂っていたが、つい先日、妊娠前と変わらない状態に戻った。睡眠時間は変わっていない。きっと無排卵が数周期続いたのだと思う。ただのホルモンバランスの変化とやらが原因なのかもしれない。
ちなみに、生理周期が元に戻った周期の前に、初めて排卵検査薬を使ってみたところ、陽性になった日があった。排卵はしているのに単純に生理周期が長くなっただけなのかと不思議に思っていたところ、元の生理周期に戻っていた。結局、娘産後の生理周期が長かったときの排卵有無はわからずじまいだった。
産後に婦人科系の何かしらの症状で不安な人は基礎体温の計測、排卵検査薬の使用、婦人科の受診をおすすめする。

<おまけ>

死産後の産休明け、職場の作業着のボトムスが全く入らなくなっていた。妊娠前はぶかぶかだったのに。私の体型は、遠目で男に間違われるくらいで腰回りが小さく(さらにスポーツ経験によって肩回りは大きい)、所謂安産型とは逆の体型だったと思う。
復帰後、作業着を履くことができず、ボトムスは家から着てきた服のままで仕事をした。幸い、復帰後に作業や実験をすることはなかったので問題なかった。結局、作業着は大きいものに交換してもらった。
家で私服を履けるか確認してみたところ、履けないものがかなりあった。ウエストがゴムのもの、ストレッチ素材のものだけが残った。
ショックだった。今後の妊娠出産のことも考えて、当分新しいボトムスは買わないことにした。

骨盤の広がりが気になれば産後の骨盤矯正のためのベルトの利用を検討してみても良いと思う。不安であれば主治医に確認してほしい。

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