複数回出産を経験することに関する小話

本記事には『新機動戦記ガンダムW』のネタバレが含まれている。これから見る予定や見る可能性があり、ネタバレが嫌な人は読むのを控えてほしい。むしろ、申し訳ないが、知らない人には何が書かれているのかわかってもらえないと思う。ただ個人的に書きたくなっただけのくだらない話である。


背景

ある日、夫の友人の奥さんがちょうどそのとき陣痛中である旨を報告された。

少し脱線するが、毎日が誰かの誕生日だというのなら、いつでも誰かが陣痛中と言っても良さそうである。全ての人が無事に終えられるのを願っている。

話を戻す。
人の状況を聞き、改めて出産について考えた。そこで、とても嫌な例えを思いついてしまった。
もしわかってくれる人がいるのならば共有したいし、子供が欲しいかつガンダムWがわかるパートナー達にもイメージしてもらいたい。

夫の友人に怒った話

夫とその友人がやりとりをしており、夫がその内容を教えてくれた。友人本人は全くそのつもりがなかったのだろうが、全体的に出産に対してなめた態度をとっていたので怒ってしまった。夫とどんなやりとりをしていたか詳細は書かない。
陣痛中のことは置いておいても、せめて、友人に奥さんが陣痛中である旨を報告して、その後無事に産まれたのであれば、その日の活動時間内もしくは翌日の朝一には結果を報告してほしいものである。できないのであれば陣痛中の報告などしない方が良い。

私が怒っていることを夫が本人に産後に伝えてくれた。理解してくれたそうで反省しているようだ。
ちなみに夫の友人には私の死産経験について教えていない。

もし直接怒ることができるのであれば、
「陣痛やっとるほうは死ぬほど痛いんやぞ。(わからせるために)お前を殺すぞ。」
くらいのことを言っていたと思う。
所々違うが、このような言葉に覚えがある。覚えがあるからこそ、この言葉を思い浮かべてしまったと思う。

出産経験者はほぼヒイロ・ユイ
(特に複数回の経験者)

たしかに出産未経験者に出産の感想を訊ねられたら、"死ぬほど痛い" と私は言う。怖がらせたいわけではなく、もっとイカれた表現が世の中には既にたくさんあるのだから、正直な感想を言うだけだ。それでも、また子供が欲しかったら再度妊娠出産をするのはやむなしとも思っている。
ただ、自分の言う "出産" を "自爆" に変えてしまえば、ヒイロ・ユイとほぼ同じではないか。ガンダムシリーズ内でもかなり上位のおかしいキャラだと思っているのに。私は既に "自爆" を2回やっているというのか。その経験を "死ぬほど痛い(要すれば自分はまたやるけど)" と人に言ってしまうのか。冷静に考えると "なんなのこの人" と言われてしまってもおかしくないのかもしれない。

まとめ

人からヒイロに似てると言われたら全力で否定するところだが、自分の言動がヒイロに近いと気づいてしまった。
世の中の妊婦さんのパートナーに出産を軽く見てほしくない。どんな出産であれ、出産に臨む妊婦さんは "任務了解、自爆する" 状態だと思ってほしい。無痛分娩の人もいるだろうが、何かしらの痛みを伴うことになる人の方が多いと思う。任務を与えているのはパートナー自身でもあることを忘れないでほしい。
さらに産後は身体も精神も不安定だ。何を考えているのかわからないかもしれないが、充分労ってほしい。あくまでも個人的な見解だが、心の中だけで、今自分はヒイロ・ユイを相手している、と思ってみるのもありかもしれないが、ほどほどに。自分でこんなことを書いていながら、もし自分がヒイロ・ユイとして接されているということを知ったら、私ならショックを受けると思う。

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