自分と少し似ていると思った本の紹介

Amazonのブラックフライデー中に、kindleで買いたい本があった。どうせ期限切れ直前のポイントで購入するし、まとめて買うとたくさんポイントをくれるからという理由でさらにkindle本をたくさん購入した。
その中の1つを紹介したい。

購入のきっかけ

私は流産や死産に関して比較的ドライな考え方をしていると思う。
息子を思い出して辛いときに何か良い読み物はないかと流産や死産をテーマにした書籍を見てみたことはあったものの、鬱々としたタイトルだったり、落ち着いた表紙のものが多く、私は手を出せなかった。スピリチュアルも私には厳しい。もちろん、多くの読者さんにとって良い内容が書かれているのかもしれないけれど、私は読むことでさらに辛い気持ちになったり、辛いのを誤魔化すために内容にツッコミを入れたりすることで疲れてしまいそうだ。

上のリンクの書籍は多分kindleのおすすめに出てきたものだと思う。
ぱっと表紙を見たときにタイトルでまず連想したのはONE PIECEのエースである。もちろんエースのような話ではなく、私の息子死産と娘出産と似た状況の話ではないかと次の瞬間には推測できた。
流産や死産を連想させるような表紙でなく(それどころか私はエースを思い出している)、漫画なので短時間で読めるだろうと思い、迷わず購入した。

※エースを知らない人のために
事情があり、エースのお母さんはエースを産まないまま20か月妊娠し続けたというエピソードがある。フィクションである。
気になる人はマリンフォード頂上戦争あたりを読んでほしい。

内容と感想少し

作者さんが7か月で死産し、その後すぐに再び妊娠して無事に出産した体験談が漫画になっている。たまに作者さんのコラムや産科医の先生の解説もある。死産の話もあるので暗い部分はもちろんあるが、思っていたとおり、サクッと読むことができた。
もちろん死産の状況や分娩方法が全て同じということはないけれど、私にとって共感できることが多かった。
また、私も死産については色々と調べていたが、まだ知らなかったことも書かれていた。当時の私は全く考えてもいなかったけれど、息子死産の時に無痛分娩の選択肢もあったかもしれないと気づいてしまった。
かかった費用の話もあるが、出産育児一時金等の額は当時のものになっている。

おすすめ対象者

死産を経験して再び妊娠しようとしている方もしくは妊娠している方に特におすすめしたい。
逆に死産後に妊娠したくなかったり、なかなか次の妊娠をしないという方は無理に読む必要は無い。気になれば途中までだったり、産科医の先生の解説だけを読むのもありだと思う。
少しネタバレをしてしまうと、作者さんは死産後、医師から妊娠してもよいと言われた時期になってすぐに再び妊娠をされているので、2回の妊娠の合間の話はかなり少ない。
もちろん共感できない方もいるとは思うが、私にとっては求めていたかもしれないものに出会えた感覚があった。私の書く文章を読んでくださる方は比較的読みやすいかもしれない。

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